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【第3弾】体重計測~毎日のコンディション管理として何ができるか?~
みなさんこんにちは!
「毎日のコンディション管理として何ができるか?」
第3弾ということで今回のテーマは
「体重計測」 です!
★体重計測はいつ行うのか?
今回はとてもシンプルな「体重計測」という一般的に行われるものなので、皆さん「そんなの知っている!」と言いたくなると思うですが、、
皆さん普段どのタイミングで体重の計測を行っているでしょうか?
人によっては何となく気になったタイミングで測ってみたり、朝測ると言っても時によって測るタイミングがバラバラだったりしていませんか?
体重計測は家にある体重計1つでできるので簡単ではありますが、その分計測するタイミング、環境を合わせることが重要です。
色々な事を加味して個人的に思う理想的な条件としては、
・起床後
・排尿、排便後
・測る服装の統一(※可能な限り薄着で)
この条件下であれば、体内に可能な限り何も入っていない状態かつ、環境条件がそろっているので、毎日の差をより正確に出していくことができる可能性が高いです。
★脱水の評価
先ほど、起床後に測定を行うのが良いと書きましたが、少し見方を変えて「脱水の評価」のために使うという応用もできます。
日本でも夏の暑さが年々増してきており、「熱中症」に対する注意喚起が強くなってきました。
熱中症のリスクの一つとして「脱水」が挙げられますが、その脱水状況の把握の方法の1つとして体重計測が使えます!
まず、先ほどのように薄着で「運動をする前の体重」を計測します。
その後、運動が終わった後に最初と同じ服装で「運動をした後の体重」を計測します。
この差分があまりにも大きい場合は、運動中に十分に水分を摂取できていない可能性があるため注意が必要です。
基本的に2%以上の低下で様々なパフォーマンスの低下がみられることが知られています。理想としては運動終了後に1%以内に収まるような摂取の仕方をできるようになりたいところです。
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少し、面倒くさいと感じる人もいるかと思いますが、自分自身が適切に水分補給をできているのかを振り返るための材料になるので積極的に行ってみてください!
★継続的に行うと感覚的な変化があるかも!?
体重を継続に計測することは、数値としての変化を確認することができるというメリットがあることは事実ですが、それに加えて「感覚的な変化」がある可能性があると考えています。
これは個人的な意見ではありますが、人間の生活のリズムは毎日そこまで大幅な変化があるわけではないと思います。(年度の切り替わりだったり、中には日本中、世界中を毎日飛び回っているような人もいるかもしれませんが、、)
特にアスリートであれば、基本的には毎日練習する場所、時間がある程度決まっているケースがほとんどだと思います。
このような条件の中で、毎日同じタイミングで計測していると、たまにこんな日があるかもしれません。
「やばい、体重1㎏も増えてる、、」
そう思ったときに、頭の中では
「昨日、友達と焼肉食べすぎたからかな、、」
とか
「昨日日課のランニングさぼったからかな、、」
のように「なぜ増えたか」を考えると思います。
このようなプロセスを繰り返していくことで、自分の中で基本的にこのくらい動いて、このくらい食べていれば安定した数値がでるという感覚が少しずつ養われていくのかなと思います。
この感覚が養われてきて、自分自身で増減が大きくなりそうな時は、自分自身で少し調整するといった対策ができてくることが、日常的に計測することの意味だと考えています。
数値だけに目がいきがちですが、もう少し長い目で見ると自分で自分の身体を考える材料になるということも覚えておいていただけたらと思います!
★体重がすべてではない
最後に、
ここまで体重計測に関して書いてきましたが、より厳密に評価するためには体重だけではなく、体脂肪率や筋肉量を評価していくことも必要です。
今回は日常的に計測できるものとして体重を挙げているの触れてはいませんが、余裕のある人は体脂肪率や筋肉量の変化まで継続的に追うことができれば尚良いかと思います!
結局は、どのようなものを使うにしても
継続的に計測し続けるということに一番の意味があります。
ぜひまずは家に体重計を置くことから始めてみましょう!
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
【参考文献】
「公認アスレチックトレーナー専門科目テキスト2安全・健康管理およびスポーツ外傷・ 障害の予防」公益財団法人日本スポーツ協会 2022
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