パンドラの箱を開けてみた結果…?
以前の「仕事の属人化の問題を解決しよう!」の記事の中で「パンドラの箱」について触れることがありましたので、今回はそのことについてもう少し深く突っ込んで記事にしましたのでシェアさせていただきます。
パンドラの箱の意味とは
パンドラの箱とは、「触れてはいけないもの」という意味の例えです。ここでの「触れてはいけない」とは、実行したり話題にしたりするとよくないことが起きたり誰かを傷付けてしまうことがある、ということです。
このパンドラの箱を用いた表現である「パンドラの箱を開ける」とは「災いを引き起こす原因を作る」という意味で使われます。ビジネスの場では「仕事上触れてはいけない話題や事柄」に対してよく使われます。タブーと同義のような使われ方をしたりしますね。組織上司の「触れてはいけない話題」を表現するときにも使われます。
パンドラの箱の語源
パンドラの箱の語源はギリシャ神話にあります。最高神であるゼウスがあらゆる不幸や災いが入った箱を地上最初の女性であるパンドラに渡し、「絶対に開けてはならない」と命じます。
しかしパンドラは好奇心から箱を開けてしまい、中にあった不幸や災いが飛び出してしまいました。パンドラはすぐに蓋をしましたが、箱には「希望」だけが残りました。
この神話からパンドラの箱は「触れてはいけないもの」の例えとなりました。
最後に残っていたのは…
ちなみに、ギリシア神話の中ではパンドラは箱を開けた際、恐ろしさのあまり最後にまだひとつ出ていない状態で蓋を閉じてしまいました。
その残っているものは「エルピス」と言われています。
この「エルピス」、最後に残った最大の厄災ともいわれますし、希望ともいわれています。
どちらも解釈されますが、いいものを予兆させる言葉として使われる方が多いとされます。
まとめ
政治の世界には何だかパンドラの箱がいっぱいありそうで、岸田総理が自民党改革をしていく中でどんな箱を空けていってくれるのかワクワク期待しながら見ています。
皆さんの周りにある「パンドラの箱」。最後に残されたのは災いになるか、希望になるか、取り出してみるまで分かりませんね。
Let’s Action!
✅ギリシア神話に興味を持ってみよう!
✅「パンドラの箱」を語彙として活用してみよう!
✅ 身の回りにある「パンドラの箱」をこじあけてみよう!