自己紹介
MARCHを卒業し順風満帆な生活を送っていた中で、新卒で双極性障害に。
それから何度かの退職、無職を経験し、障害者雇用で働いています。
新卒
3年前、私は新卒で入社した会社で、一生懸命働いていた。
年功序列の穏やかな環境の中、私は一足早くオフィスに入り、電気を灯し、会議では誰よりも声を上げた。
何かに使えるだろうと英語を学び、営業のノウハウ本を読み漁り、美容院では日経新聞を、テレビではWBSを。
それは、成果を出して成長したいという強い思いの表れだった。
しかし、そんな思いとは裏腹に、心の奥では不安が芽生えていた。
生死の真ん中のグラデーションのところ
2ヶ月で散った。
処方された薬を大量に9%で流し込んだ。
本気で死にたい気持ちも多分9%くらい。
残りは生と死の真ん中くらいのグラデーションに飛び込めば一時的に楽になれるのではという気持ちだった。
3日くらい記憶がなかったこともあり、周りの人たちにとってもセンセーショナルな出来事となってしまった。
ただ、その場所に立っている人に他人を考える余裕などなく、他人もその人を理解することができない。
待っていたのは孤独。罪悪感。
退社、入社、退社
退社は一部の人にとってはポジティブだが、大半の人にとってはネガティブである。
例に漏れず後者の自分はその度に自分を責めた。
精神障害者手帳
障害者なのか、障がい者なのか、障碍者なのか、そんなことはどうでもいい。
私がどのレッテルを貼られようとも、社会にとっての私の存在は、ある種の足枷として扱われることとなったのだ。
哀れみの目で見られ、保護される立場に置かれてしまった。
正社員の健常者という本流からどこかに流された私は、藁をも掴む思いで精神障がい者手帳を取得した。
その事実は今も心のどこかで引っかかっている。
取得からもう1年が経つが、私はこの現実を完全には受け入れられずにいる。
自分が社会の中でどのように存在するのか、いまだに分からない。
現在
障害者雇用で働いている。
障害者雇用の多くは契約社員である。
MARCH卒の同級生たちは、今頃正社員として人によっては役職に就いていることだろう。彼らと自分を比較するたびに、劣等感が胸を締めつける。
社会の中での存在意義を見いだせるのだろうか。