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『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』
ユヴァル・ノア・ハラリ(著)
年明けオススメ図書3冊目です。そう、ずっと完読したかったやつ。やっとしました。良かった。
この本を読むことになったきっかけは、彼からこんな本あるよとオススメしてもらったことです。仕事としても、人間とは、コミュニティとは、幸せとはなんて考えるシーンも増えたので、ぜひ読もうと徐々に半年前から読み進めてはいたものの。。。今に至る。
全然関係ない話なのですが、サピエンス全史って知ってる?全部読んだ。という彼の報告、今となってわかったことは、正しいリアクションは「すごい!全部読んだの!」だった可能性があること。(正直、難しくて読みづらいし、上下があるほどボリュームもあるし大変。仕事大変なのに読み切るのすごい)
本当に勉強になりました。達成感もあります。
おすすめしたい方は、正直すべての人に読んでもらいたい。WWⅢなんてキーワードがホットになっていたり、ゴーンさんが逃亡したり、オーストラリアの大火事が起こっていたり、読むタイミングとしてはベストタイミングです。
ホモ・サピエンスの謎
この本は、大きく分けると、
認知革命→農業革命→科学革命→産業革命
※前半二つが上巻、後半二つが下巻
ホモサピエンスが地球に繁栄した理由を、歴史、政治、哲学、美術、社会学、生物学、化学、経済学等々、様々な角度から順を追って説明があります。先ほど申し上げた通り難しい本なのですが、アカデミックな人あるあるの、ちょっとウィットの利いた面白いところがときどきあるので、そこでちょっと休憩できます。
簡単にいうならば、世界史の教科書なんだけれども、複数学問の見解がある感じでしょうか。
そのため、自分の先入観や常識(もしくは自分の所属しているコミュニティのそれ)を新しい目線で考えられるようになるため、かなり目から鱗が落ちる状態になります。
善と悪
クロスオーバーな経験や知識を持つと、どんな良いことがあるかというと、自分で判断して選ぶことができることだと思います。
この本を読んで是非考えてほしいのが、善と悪、そして幸せ。
もちろんサロンやコミュニティ形成に活かすことができる知識も、マーケティングに活かせる知識もつけられるかもしれませんよ。
ただその際、自分はどんな背景で成立したコミュニティに所属し、そこから世界にどの立場でどんなふうに発信するのかというのを、今一度考えてほしいのです。そして、選んでほしいのです。
最後に、この本で、
私たちが直面している真の疑問は、「私たちが何になりたいのか」ではなく、「私たちは何を望みたいのか」かもしれない。この疑問に思わず頭を抱えない人は、おそらくまだ、それについて十分考えていないのだろう。
というメッセージがあります。
今すぐじゃなくてもよいですが、何かのタイミングでぜひちょっとでも考えてみるのは価値のある時間かななんて思ったりします。
良くも悪くも、グローバルで、個人主義的な時代です。
自分がどうしたいのかが常に求められたりします。
その一つが就活だったり、転職だったり、ライフイベントだったり。
そんな時に、自分にどんな選択肢があるのか、自分に合ったスタイルって何なのか、それがどんなポジションやコミュニティが合うのか、おすすめの3冊を読むと、ちょっとだけフラットに考えられるきっかけになるかもしれません。
そう、実は2月に原宿のエールカフェにミニ図書館設置します!(バレンタインを予定)
おすすめ図書を紹介していきますが、ぜひこれも読んでみて!というおすすめがあれば教えてください。
3つ全部読んでいただきました方、1つだけ読んだ方、ありがとうございました。