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涙も出ないくらい泣きたいとき

「ああ、もうダメだ……泣きたいのに、泣けない……」

心が張り詰めた糸のように、今にも切れてしまいそうなのに。
涙すら出てこない、この空虚感。

まるで、感情の砂漠に取り残されたような、孤独な気持ち。
色々な経験をしてきたつもりだったけれど、こんな気持ちになるなんて。

ええ、分かります。私も経験があります。

責任ある仕事を任されるようになり、周囲の期待に応えようと、笑顔で頑張る日々。
でも、ふとした瞬間に押し寄せる不安や孤独感。

そんな時、泣くことさえできずに、ただただ心が乾いていくような感覚に襲われるんですよね。

自分を責めるのは、もう終わりにしませんか?

まずは、温かいお茶を淹れて、ゆっくりと深呼吸をしてみましょう。
そして、頑張り屋さんのあなた自身に、優しく声をかけてあげてください。

「本当によく頑張ってるね。無理しなくていいんだよ」

泣きたいのに泣けない自分を責める必要なんて、どこにもありません。
むしろ、今まで頑張り続けてきた自分を、まずは認めてあげることが大切です。

涙のトリガー、一緒に探してみませんか?

心の緊張を解きほぐし、感情の扉を開くために、五感を優しく刺激してみましょう。
自分だけの「涙のトリガー」が見つかるかもしれません。

音楽のタイムマシーンに乗って…
 
学生時代に夢中になったバンドの曲、大切な人と見た映画の主題歌…。音楽は、記憶と感情を鮮やかに蘇らせてくれる、魔法の絨毯です。
物語の世界に心を解き放つ
 感動のヒューマンドラマ、切ないラブストーリー、ハラハラドキドキのサスペンス…。時には、フィクションの力を借りて、心の奥底にしまい込んだ感情を解放させてあげましょう。
 ちなみに、私が最後に号泣したのはDr.Stoneを見ている時でした。
香りは、記憶のラブレター
  
懐かしい香りは、無意識のうちに、心の奥底にアクセスできる特別な鍵。お気に入りのアロマを焚いたり、思い出の場所を訪れてみたり。あなたの心を解きほぐす香りは、どんな香りですか? 私は図書館や本屋さんのにおいが大好きです。
美味しい食事は、最高のセラピー
 
仕事帰りの一杯のワイン、丁寧に淹れたハーブティー、週末に作る手の込んだ料理……。美味しいものを味わう時間は、心を豊かにしてくれます。たまには、頑張っている自分へのご褒美を。
五感を癒す、優しい時間
  
柔らかな肌触りのルームウェアに包まれたり、お気に入りの香りの入浴剤でゆっくりとバスタイムを楽しんだり。時には、頑張ることを手放して、五感を満たす優しい時間をプレゼントしてあげましょう。

誰かに話すことで、心が軽くなることもあります。

一人で抱え込みきれない辛さは、信頼できる人に打ち明けてみませんか?

長年の友人、家族、パートナー、職場の同僚……。
あなたのことを大切に思ってくれる人なら、きっと親身になって話を聞いてくれるはずです。

「こんな話、聞いてもらっていいのかな……」

そう思うかもしれません。
でも、話してみることで、心が整理されたり、新たな視点を得られたりするものです。

心の専門家も、頼りになる味方です。

時には、自分自身の感情の波に乗りこなすことが難しい時もありますよね。
そんな時は、カウンセラーやセラピストといった心の専門家に頼ってみるのも一つの方法です。

彼らは、あなたの話を丁寧に聞き、客観的な立場から、心のモヤモヤを整理するサポートをしてくれます。お金を払っている分、気兼ねも無いかも。

泣きたいあなたへ。自分を大切にすることを、忘れないで。

月並みですが、人生、晴れの日もあれば、雨の日もあります。
そして、雨の日が続いたとしても、必ず雲の切れ間から光が差し込む時が来ます。

泣きたい時は、思いっきり泣いてもいいんです。
でも、涙が出ない時は、無理に泣こうとしなくてもいい。

大切なのは、自分の心が、今、何を必要としているのかに気づくこと。
そして、自分を労り、心を大切にすることを、どうか忘れないでくださいね。


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