【I♥LOVE福岡】博多ひと口餃子~小さなひと口から生まれる美味しい喜び【クリエイターフェス便乗企画】
🌟この記事は、noteさんのクリエイターフェスにかこつけて、大好きな福岡の魅力について語りに語っていく連載シリーズでございます。
皆さんは、博多のひと口餃子をご存知だろうか。
博多といえばラーメンや明太子が有名だが、実はひと口餃子も博多の魅力的なローカルフードの一つだ。
この餃子はひと口サイズで提供される。作り方や味は店によって違うが、おおむね外側はパリッと熱々、噛めば中はジューシーで、柚子胡椒と共にいただくことでさらに味わいが際立つ。一度食べると病みつきになり、気が付くと全部食べきってしまう魅力にあふれている。
「ひと口」とは具体的にどのぐらいだろうか。
4~5cmなら乾電池ほどのサイズ。本当に一口で食べてしまえる。
その歴史は、昭和24年に中洲にある宝雲亭さんで始まったと言われている。
中国(満州)の蒙古実務学院で日本語を教えていた当主が帰国してから、蒙古風の餃子を作って売った。その小さな形は中国の古銭を模している。
当初は「ひと口餃子」という呼び名ではなかったようだが、お客さんが中心になっていつの頃からかそのように呼ばれるようになったそうだ。
やはり、福岡・博多は貿易の要地であった歴史から、中国、朝鮮などの文化を取り入れて発展したきた背景がある。昔は博多湾に攻めてきた蒙古(モンゴル)だが、その血を引いた餃子が、今ではソウルフードになっていることには歴史の深みを感じる。
博多駅直結のビルにある一口餃子が有名なお店だ。
一口餃子は飲みながら食べるのにとても適しているが、テムジンさんは居酒屋形式で餃子以外にも福岡のおいしい食べ物を提供している。
また、福岡には黒い鉄の鍋で焼いて、熱々のまま提供する「鉄なべ餃子」もある。
界隈では有名なお店で、祇園駅(福岡にも祇園がある。由来は長くなるので割愛)から少し歩いたところにあるお店だ。その日手作りした餃子を提供することにこだわりを持っているこのお店には、私も行ったことがある。
店内には所狭しと芸能人の写真や色紙が張られ、餃子の香りが店中に立ち込めていた。回転の早いお店で、のんびり食べるという感じではなかったが、よく冷えたビールとカリカリした鉄なべ餃子の組み合わせは絶品だった。
ひと口餃子ほどではないが、このお店の餃子も小ぶりでいくらでも食べてしまえる。
福岡の餃子は柚子胡椒も相まって後を引く味で、気が付くと無くなっているほどおいしい。いくらでも食べてしまえる危険な魅力を持つ。さらには手軽さや小ささから、人と一緒に「おいしい、おいしい」と話しながら食べる料理でもある。
味だけでなく人との絆をも育む喜びももたらしてくれるこれらの餃子が、福岡のソウルフードになっている理由を想像すると笑顔になれる。
もう、食い倒れるつもりで博多に行くしかないだろう。
参考:
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