【I♥LOVE福岡】柳川のさらなる魅力、うなぎのせいろ蒸し【クリエイターフェス便乗企画】
🌟この記事は、noteさんのクリエイターフェスにかこつけて、大好きな福岡の魅力について語りに語っていく連載シリーズでございます。
→企画説明記事
福岡県柳川市、その名を聞いて何を思い浮かべるだろうか。
ちょうど前回、川下り観光について書いた。
しかしこの地は、美しい自然と共に、一つの特別な料理が人々を惹きつけてやまない。それは、「うなぎのせいろ蒸し」だ。
その魅力を語る前に、まずその調理法から見てみよう。
焼き上げたうなぎを食べやすい大きさにカットし、あらかじめ蒸してあった白米の上にのせて、再度蒸し上げる。この一連の工程が、「せいろ蒸し」と呼ばれるものだ。電子レンジなどが存在しなかった時代に、一度冷めてしまったものでも、できたてと同じような味わいを楽しみたいと先人が編み出した調理方法だ。
この調理法は、うなぎの旨味を最大限に引き出す。一度焼き上げることでうなぎの脂が落ち、その後再度蒸すことで旨味が凝縮される。そして、その旨味が白米に染み込むことで、一体感のある味わいが生まれるというわけだ。
柳川市内には40店舗以上のうなぎ屋があり、それぞれが独自の製法や秘伝のタレで「せいろ蒸し」を提供している。その中でも特筆すべきは、「元祖 本吉屋」だ。1681年創業のこの老舗は、300年以上にわたり秘伝のタレと製法を守り続けている。
しかし、「元祖 本吉屋」だけではなく、「若松屋」もまた注目すべき店舗だ。「若松屋」は創業160年を超える老舗だが、その「せいろ蒸し」は白米に特徴がある。限界まで水を減らして炊き上げた白米に、創業以来毎日少しずつ継ぎ足されたタレをまぶし、味が染み込みやすいように数十分寝かせているという。
「皿屋 福柳」では、美しい日本庭園を眺めながら料理を楽しむことができる。
「民芸茶屋 六騎」では、木炭で焼き上げた伝統的な「せいろ蒸し」を味わうことができる。
各お店の情報についての出典:じゃらん様
どうしたらいいのだろうか? どのお店もおいしそうで、到底一つに決めることができない。
とはいえ、さっきから私が写真を載せているのは、柳川藩主立花邸を擁する「御花」の食事処で出していただいたせいろ蒸しだ。
タレの染みたごはんに、ふんわりしたあつあつのウナギ。口に入れるとまったりとした食感と、たれのうま味が相まって、舌が喜び顔もほぐれる。
このように、「せいろ蒸し」は伝統的な調理法と革新的なアイデアが交錯する料理だ。それは単純な食事ではなく、文化的な体験でもある。
柳川市の「うなぎのせいろ蒸し」はただの料理ではない。それは歴史と文化、そして人々の工夫と情熱が生み出した美食体験だ。次回柳川市を訪れる際は、「うなぎのせいろ蒸し」を味わってみてほしい。
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