
「言語学な人々2024」の記事をまとめなおしてみた
今年のアドベントカレンダーも無事に終了した。言語学な人々は別館を入れて45件の記事が集まった。
お忙しい中ご参加いただいたみなさまには感謝の言葉しかない。僕はこちらは初日(本館)と10日(別館)に書いたほかは毎日SNSで記事の簡単な紹介はしていたが,見直してみるとジャンル分けぐらいしてみるのもいいかと思ったのでやってみた。配信中心になってしまいもうすっかり聞かないが,音楽だとあるジャンルのものを集めたコンピュレーション盤なんてのがあったけどあれと同じ発想である。
ただし,全ての記事を入れることはせず,ジャンルにつき無理矢理3つずつにしたので無理が生じていたり該当するはずの記事が入ってないというのもあるのでご容赦願いたい。
AIと言語学
AIと言語学の関係は注目されるトピックのひとつで,どういった言語学と関わり深いのか,またAIを活用した研究はどういったものがあるのかという記事が出ていた。
フィールドワークに出る
フィールドワークに出る方による記事では,フィールドに出るハードルを下げようという試みや,フィールドワークの手法や意義を考える記事が出ていた。
似ている言語を見る
親戚関係にある言語はもちろんだけど,そうでない言語でも見方によって類似点を見出すことができる。また,ある言語を使うとき,近くで話される言語が影響してくることは多い。そういった事例を教えてくれる記事があった。
言葉の本を集める
言葉の本は専門書のほかに「ある言語で書かれた」本もある。ブックリストは後世のためにも,今を生きる人にとっても有用なものになる。また,本を集めることについて考えた記事も出ていた。
作った・やってみた
言葉に関するいろんなものを作ったり,あるものを応用させたという記事が見られた。研究成果をどう還元するかを見せてくれる記事があると後が続くということも期待できる。
ことばを分析する
ある意味で一番標準的なものが一番最後に来てしまった。言葉を分析するというのはとても楽しい。その楽しさを紹介してくれる記事も多く書かれている。
これらはもちろんほかの記事も力作揃いなのでぜひ正月休みにでも読みなおしてもらいたい。