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ATセミナー終了

今日はべちゃべちゃな雪で靴がほとんど機能しなかったが,昼休みにラーニングコモンズのPresentation & Seminar Areaを使ってATセミナーを開催した。

ATとは支援技術(Assistive Technology)の略で,障害や特性に合わせて学習や生活の支援を行える技術を指している。例えば聴覚障害の学生がいる場合の支援のひとつにノートテイカーといって,授業中の教員やグループワークでのメンバーの発話をPCで書き取り目の前のスクリーンに映す人がいる。これは本学なら2人1組で行うが,その際に音声認識アプリを援用することで効率的に行うことができるし,支援を必要とする人自身がこのアプリを使って文字起こしをしたものを見ることができる(それで十分だという意味ではない)。

支援技術はもちろん障害や特性への支援に特化したものもあるが,必ずしもそれを目的に開発されたわけではなく,授業や日常生活のさまざまなシーンで「使える」ものが多い。そこで,蒔苗詩歌先生と共同(蒔苗先生からお誘いを受けて)で今回のセミナーを行った。

セミナーは20分のものを2回行ったが,様々な方法で宣伝したり,くつろいで受けてもらうのも目的だったのでお菓子と飲物を用意したりして集客したところ,初回に15名弱の参加があった(2回目はゼロでした)。

セミナーではスマホの文字認識ツールと音声認識ツールを紹介して体験してもらった。

まだ試行的なセミナーで,今後もこまめに開催して学生はもちろん,教職員にもツールを知って(体験して)もらうことで,支援を受ける学生への潜在的なサポーターを育てる機会としても使っていきたい。


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