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仕事ができない後輩はいますか?


今日は僕がいつも後輩にしている話を。


■ ”仕事ができない” と言われても気にするな

”仕事ができない” の基準は人によって違うし、他人の物差しだからあまり気にしなくていいんです。(でも仕事ができるねって言われたら素直に喜んでいいんです)


■ ケアレスミスはやめよう

僕の基準では、ケアレスミス = 仕事ができない ではありません。

僕もそうですが、仕事に慣れていなかったり、忙しかったり焦ってると、視野が狭くなりミスをします。どれだけ気をつけても、してしまう時はしてしまいます。

だからこそ「やめようね」と先に伝えます。(自分への戒めも込めて)


■ 丁寧に仕事しよう

スピードは大事、でもスピードは経験によって得られるものでもあるから、まずは落ち着いて目の前の仕事に誠実に。そうすればミスも少なくなるはず。(とは言え1時間でできる仕事を終日かけてやるのは違うけど)


そしてこの3つ以上に大事にしてほしいこと。


■ 分からないことを分からないままにしない

社会人になって先輩から仕事を任されると、変な意地と恥ずかしさで聞けない子がいます。

でもそれは後で自分の首を絞めます!(経験談)

もちろんコピペのショートカットキーみたいなググれば分かることをいちいち聞くのは、先輩の仕事の妨げになると思うけど。


シンプルな例え話をします。

「風船を膨らませといて」という作業を後輩に指示したとします。(そんな作業は通常業務にありません)

Aさんは、赤い風船を膨らましていました。
Bさんは、ガム風船を膨らましていました。

どちらも指示をした先輩の思っていたものではありません。


僕はこんな時に思うわけです。

Aさんは「何色の風船を膨らませたらいいですか?」
Bさんは「風船ってゴムの方ですか?」

と聞けばいいのに、と。


ここで後輩の不満として出てくるのは、「だったら最初から全部細かく指示してよ」

分かります。僕もそう思ってましたし。

でも細かい指示ができる時とできない時があります。

自分の仕事で手一杯だと、先輩も先輩でアップアップしてます。少し粗い指示になってしまうこともあります。

先輩が後輩が質問できる雰囲気作りをしていることが前提ですが、質問されれば先輩は必ず答えます。

僕に至っては「ここが分からないんですけど」とか「それってどういうことですか」と聞いてくれると嬉しくなってにやにやしちゃいます。

こいつ成長する後輩だ(にやにや)って。

そして忘れちゃいけないのは、敢えて詳しい説明をせずに指示する時もあるということ。

しなくてもこの子なら分かるだろうという信頼と期待です。(まあ勝手に期待すんなと言われたらそれまでなんですが)


この風船の話は、あまりに低レベルな話に聞こえるかもしれませんが、どの指示にもこの例え話が当てはまると思っています。


ちなみに 僕の勝手な基準の ”仕事ができる” と思う後輩 はこうです。

先輩「風船膨らませといて」
後輩「今回だと赤青10個ずつくらいですかね?」
先輩「そうだね、予備も数個お願い」

ー作業ー

後輩「できました」
先輩「ありがとう」
後輩「赤青だけじゃなくて黄色もいい感じだったので用意だけしておきました」
先輩  ((こいつやるな...))


この後輩のできるポイント①は ”考える力” です。

「今回だと赤青10個ずつくらいですかね?」

自分で考えて色と個数を提案できています。

そうすれば先輩もその後の予備の方に頭を持っていけるので、後からの「あ!」を防げます。


そして、できるポイント②は ”動く力” です。

「赤青だけじゃなくて黄色もいい感じだったので用意だけしておきました」

黄色いらないって言われたら無駄だからと、やる前にまず「黄色もいいと思うんですけどどうですか?」って聞く子もいると思います。

それができれば ”考える力” はある子だと思います。

ただこの後輩は、自分がいいと思ったからやってみました。

フットワークが軽いと言うんでしょうか。

この行為は全く無駄じゃないし、先輩への印象は間違いなく  ((こいつやるな...)) という印象なはずです。

ただ、この ”+α” がgoodになるのは、きちんと指示したことを完了しているからです。(指示を後回しに+αがメインになる子がいます...)

あとその黄色のために、指示していた赤青が予定時刻をすぎるのも良くないです。まずは指示されたことを丁寧に終わらせること。


今僕が書いてきたのは できる後輩 のポイントであって、これができないと、できない後輩 になるかと言われたら違います。

こんな風に考えていると「仕事ができない後輩」っていないんじゃないかなと。

その仕事が合わない、上司との関係が良くない、が転じて、仕事ができないとなっているとしたら、先輩は後輩の見方を変えるべきです。

そして誤っても「お前は(あいつは)仕事ができない」なんて言うべきじゃありません。(先輩なんて先に入社してお作法習ってるだけなんですから)

自分の居場所で気持ちよく働く人が増えればいいなと思います。


僕もまだ4年目で後輩の立場も多く経験するので、先輩として後輩と仕事する時くらいは、楽しさメインでやりたいし、やってもらいたいです。

でもこの状況下で、せっかく一緒のチームになった後輩とも顔を合わせて仕事ができておらず寂しいです。

お昼何食べようかって話しながら仕事できる毎日が、早く戻ることを願っています。


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