来月末で辞めることが仕事場に伝わった
「会社やめまーす」って結構前に言ったんですよ。ところが、現場は何も伝わってなくて、僕に10月のタスクを計画を詰めるように話かけられてました。
自社の上司からは「周囲を混乱させるので言わないでほしい」とか言われてて、混乱ってなんだよそれ。早く言ったほうがいいだろ。本当この業界はようわからん。
しゃーなしで、来月はこうしようああしようみたいなことを相談しあってるコミュ障とかを眺めながら、「お前ら、僕に仕事を振っても無駄だから気をつけろよ〜」とロラゼパムで精神飛ばして空の上から呟いてたわけです。
果たしてコイツらに届いてただろうか。
で、今日。
派遣の派遣先のプロジェクトマネージャー(PM)が突然僕に電話してきました。
「やずたかさん、今聞いちゃったよ…」
という第一声がめっちゃ弱々しくて、受け取った僕は一瞬で「あ、退職のことだな」とは思ったんですが、「え、え?」と知らんふり。ざーとらしい(笑)内容を聞いたら、やっぱり僕の退職の話でした。
「なんで…」
とまあ、まるで別れを切り出された恋人みたいな雰囲気(笑)ご心配召されるな、今もってる仕事なら終わる。多分。恐らく。
「今持ってるプロジェクトなら、僕が9月末までには終わらせますし、その後は違うチームにお任せすることになってますんで、皆さんにはご迷惑はかけませんよ」
と一応自分の現状を伝えると、PMは、
「そういうんじゃなくてさ、これから一緒にやっていこうというメンバーがこうして離れるのはやっぱツライっていうか」
と仰る。うーん、僕、穿った目でみてしまうんだよなー。
タダでさえ、派遣先から「お前らの仕事のパフォーマンスが悪い」って詰められてるからなぁ。ここで単純に1人なくなるのはツライと思われるのも仕方ない。
とりあえず無難な返しをすることにしました。
「今こうやって運用設計やってますけど、恐らく僕もシステムの設計構築の仕事を任されることになると思います。残念ながら今の僕は1人ではできません。一方で助けてくれる余力が今のチームにはないですし、僕は足を引っ張るだけです。抜けるのは今しかなかったんです」
(うん!遡れば一週間に2日程度と言われてた大阪出張が月〜金で二ヶ月超大阪飛ばされて、コミュ障からは無意味にキレられてハブられるし、体調悪くて毎日ロラゼパムの思い出を作ってくれたこのプロジェクトは本当楽しかったです〜。夏休みもなく、有休も残業時間分働かないと取れないとか言われて超ハッピーな職場環境でした♡)
↑心の叫び、もちろん声に出さない程度に年は食った
すると、PM、それは違うと。
「いや、このチームだから良かったんだよ。良いところ、悪いところ、色々あるなかで、やずたかさんは本当明るいし、人格的にも優れてて…」
(そこまで褒めるかぁー?)
さらに畳み掛けるように食らいついてくるPM。
「次は決まってるの?まだ決まってないなら、もうちょっと待ってくれないかな…。問題とか不満なんかがあるなら改善する。このままじゃ、このプロジェクトは絶対倒れちゃうし、なんとか立て直したいのが本音なんだ。そのなかで、やずたかさんがハッピーになれる道も探りたいよ」
この言葉、我が友人たちに伝えたら「やずたかが辞める状況になった原因を今さら探ってる時点で終わり」と満場一致でした。笑った。
まあまあ、PMさんは形上のPMであって、本当はPMじゃないのよなぁ(ITのの闇)。だから現状を知らないのは仕方ないと思う。特に末端の僕なんかの状況なんて知る由もなかったっつーかね。
所詮僕は傭兵です。仕方ないじゃん?それコミで派遣の派遣の派遣なんつー底辺を泳いでたわけだからさ。三重派遣社員が他に比べてやりやすいこと。それは逃げ出すことでした。
「次の会社は決まってます、10月からお世話になる予定です」
「それはもう確定?」
「確定です。別の案件に行くとかではなくて、会社自体辞めます」
「えーーー!本当…もう決まってるんだ」
そうよなー、PMたしか先々週ぐらいは僕の歓迎会やろうとか言うてたもんな。そのときには既に辞める決心がついてたから複雑だったよ…。
でもさー。しゃーなしよ。ロラゼパム漬けの毎日に手を打つためには、原因が明確に「適応障害」と病名を与えられてる僕からすると、この場所から離れる以外ないわけなんです。
しばらく押し問答が数分間続いたあと、電話を切りました。
おめでとう、9月末退職死守です。
もちろん様々なご意見は色々あるかと思います。うちの友達ズは血気盛んに「PMが悪い!」と言ってます。実際のとこは名ばかりPMで全体は動かしてたわけじゃないからなぁ。
でもPMから電話があるとは思いませんでした。自社なんて直属の上司以外に引き止めるヤツおらんかったぞ(笑)他社の偉い人がイチ派遣に電話かけるってなかなかのもんだよなーって思います。個人的には少し嬉しかったです。
僕、今までジョブホッパー繰り返してきますが、なんやかんややれてるのって完全に人のめぐりあいなんです。ブラックの中でもイイ人がいて、その人についてったら結果的によかったり、失敗したり、みたいなのを繰り返してます。
20代はともかく、30代以降は人格なるもので上手くすり抜けてる感あります。なお、その人格がイマジナリーによって作られた偽物であることは誰にも見破られたことはございません。
ということで、僕は危険人物。やずたかが試験会場にやってきたら問答無用で追い出して下さい。
今日はイジョ。