モンテソッリー式のトイトレ⑨
雨が多くてモヤモヤとするこの頃ですが、遂に最終章を翻訳します!明日にはこれまでの記事を1つにまとめたものを掲載しますので、まとめて読みたい方はそちらをご覧ください。
さて、今回はFinal Thoughts(最後のまとめ)になります。前回は"Toilet Awareness"(著者:Sarah Moudry)の第10章を翻訳しました。モンテソッリー教育やトイトレの専門家ではありませんので、私なりに解釈した内容も含まれますこと、ご了承ください。
取り上げている本はこちら:
目次はこちらです:
今回は、第11章の内容をご紹介します。
11.Final Thoughts(最後のまとめ)
成功や失敗に関係なく、声に判断を含めないようにしましょう。
いつでも事実を伝える淡々とした口調で子どもにトイレを勧めてください。
「トイレに座りたい?」と聞かず、「トイレに座る時間だよ」と伝えましょう。質問系にすると断る選択肢を与えることになります。
ロールモデル(手本を示すこと)は重要な教育手段です。トイレを使う姿を子どもに見せましょう。
お子さんはあなたが何を考えているのか分かりません。考えを口に出して伝えることで、プロセスを理解させることができます。例えば、「トイレにいきたくなったから、今からトイレにいくね」と言いましょう。
練習に失敗はつきものですが、辛抱強く見守り、お子さんができるようになることを信じましょう。
お子さんが一定のルーティンを身につけたら、リマインドすることなくトイレに行く機会を与えてください。時々試してみて、できるようになるまで様子を見ましょう。
日中にトイトレをしている場合、昼寝や夜間にはおむつや「トレーニング用オムツ(pull-ups)」を使い続けることが大切です。
外部の助けを求めるタイミング
お子さんが3歳半以上で、3週間以上一貫した取り組みを続けても改善が見られない場合は、小児科医に相談し、身体的な評価を受けてください。
トイトレを開始するのに適さないタイミング
兄弟姉妹が増えた後1か月間
家族が大変な状況にあるとき
引っ越しの直前や引っ越し中
旅行にいく直前
いかがでしたか?
今までご紹介してきた章のキーポイントがまとめられていましたが、それ以外にも「外部の助けを求めるタイミング」や「トイトレを開始するのに適さないタイミング」について簡単に触れられていました。
「トイトレを開始するのに適さないタイミング」の実体験
息子が2歳になった頃、数か月後に夫の渡米が決まりました。それから半年ほどは、私たち夫婦の仕事納めや渡米準備が重なり、大移動を伴う引っ越しで家庭が慌ただしく、一度始めかけたトイトレを中断することにしました。渡米後は新しい環境に慣れる時間が必要でしたが、幸いなことに保育園がすぐに見つかりました。そして、「登園開始からパンツにするように」という予想外のスパルタ指導がスタート。アメリカの新しい保育園生活とパンツ生活に同時に慣れなければならない状況でしたが、振り返ると、結果的にはこれが良かったのかもしれません。もしタイミングをずらしていたら、もう少し時間がかかっていたかもしれません。
息子が通うのはモンテッソーリ保育園で、この本を登園直前に借りることができたのは大変助かりました。本を参考にしながら進めたおかげで、トイトレをスムーズに進めることができました。息子はかなり順調で、2週間ほどでトイレを使えるようになり、今ではお昼寝中もPull-Upsを履かずに寝られるようになりました!夜のおむつも年末年始に外す計画を立てています。
長々と借りていたこの本ですが、ようやく翻訳とまとめが終わったので、保育園に返したいと思います(笑)。翻訳を進める中で、トイトレを超えて育児全般に応用できる考え方を学ぶことができました。次は、別の子どもに関係する洋書を翻訳してお届けできたらと思っています…!乞うご期待ください!