明日が来るのが怖い

あなたは死にたいと思った事がありますか。

こんなありきたりな言葉では今の俺の気持ちを代弁できる。
明日ってどうしてくるのか。答えは単純明確に因果の関係と言うか、日々の営みというのか、それともこの世に生まれる前に既に洗脳完了しているのか、朝日が昇るからなのか、明日は来る。

俺は今、生きている心地がしない。俺以外の他人全員が俺の事を嘲笑っている。みんな毎日笑顔で暮らし生活しているが、俺はずっと笑顔になれない。笑えない。厨二病みたいだが笑わないといけない時は、笑う演技をしている。毎日が辛い。憂鬱だし、仕事を休みたい。けど新入社員だから当然休めないし、休日も隔週でしか土日休みがない。体はずっと休まらないし、体のいろんなところが悲鳴をあげている。もう生き地獄としか世間を見れなくなってしまった。

自分が好きだったものが好きじゃなくなることは、味覚の変化と同じようにあるが俺はそれすら興味が消えてしまった。やるせない倦怠感や消えない劣等感。仕事をすれば常に怒られてしまい落ち込む。目の前にはテレビの砂嵐みたいなものが見え、どんどん酷くなる耳鳴りの音。なんとか気合と根性で立って上司からの言葉を聴いているが、内容は聴こえてこない。身体中から滝のように流れ出てくる汗。徐々に過呼吸になっていくが、幸いコロナということもあり上司からは見えない。
上司の言葉を聞き終えた頃には酷い汗と過呼吸が襲ってくる。誰もいないのでマスクを外し息を吸う。脳に酸素が回ってきたのか視界はテレビの砂嵐から徐々に色を取り戻していく。息を整えている時、いろんな考えが巡った。このまま倒れてしまうか。自分で今の生活を断つか。なんで俺はこうなのか。俺はなんでこんなにもダメなのだろうか。

ずっと胸の中にあるのは、今も肥大し続ける負の感情。誰かに相談しようにそのやり方もわからない。ネットで見つけたコールセンターに相談しても気持ちは晴れない。どうしようもない。家に帰り、持ち帰りの仕事に手をつけようにも無気力感に襲われ手に付かない。自分の惰性がそうさせるのだろうか。お願いだ、動いて仕事をしてくれ。そんな願いも虚しく体は動かない。自分じゃないみたいだ。

毎晩、今日の後悔や明日への不安でなかなか寝付けない。寝てもすぐに目が醒めてしまい、疲れが取れない。ほんとにどうすればいいのか。

このまま死ねばいいのか。それが答えなのだろうか。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?