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これから新しい記事(上の記事から)は、そちらに上げていこうと思っています。 立ち上げたばかりなので、一部重複する記事がありますが、ご容赦ください。 私の記事を楽しみにしていただいている方は少ないかもしれませんが、 読みやすいブログになっていると思いますので、 これからもよろしくお願いいたします。 ややこ
メラビアンの法則 「メラビアンの法則」というのをご存知ですか。 私はパントマイムの人がテレビで話しているのを聞いて初めて知ったのですが、心理学上の会話の法則だそうです。 これによると人は会話する際、言語情報を7%、聴覚情報を38%、視覚情報を55%の割合で優先させているというのです。 会話を義字通りにしか取らないモトオとムスメが、いつもとんでもない勘違いをする理由が、これでした。 言葉以外の非言語情報をまとめると93%ということは、人の表情や言い方の違いが分からない
不機嫌だけじゃなかった 彼の不機嫌は、結婚してから始まったものではありませんでした。 離婚した後、義母と義妹の二人と話す機会があったのですが、そこでの話で、彼が小さい時から不機嫌で家族をコントロールしていたことを始めて知らされました。 義母も義妹も、実は私以上にモトオの顔色を伺っていたのです。唯一父親を怖がっていて、父親の言う事だけは聞いていたそうです。 そして、義母から「あの子は、なんだか嫌な感じで、威張るでしょう? 昔からなのよねぇ。 本当にごめんなさい。 やや子
玄関でお出迎え 結婚当初からモトオの不機嫌問題で、私は我慢しては爆発するを繰り返していました。それでも大恋愛の末、結婚したのだから、話し合えば解決できるはずと思っていたのでした。 ただ発達障害を知らないと、普通の話し合いは全く意味がなかったのです。道理で解決しなかったわけです。 それでも、相手にして欲しいことやして欲しくないこと、いろいろ具体的に話し合ったので、発達障害の人にも分かりやすい内容だったはずですが、彼の生活における記憶力が壊滅的だったので、合意した約束事も三
幼な過ぎるモトオ モトオは魚を取って子供ように喜んでいました。私が「ちょっとって言ったのに、何時だと思ってんの? 足の腫れ、酷くなってるんだけど!?」と言って、彼を責めると、そこでも叱られた子供のように黙っていました。 魚だって冗談かと思いましたが、彼は本気で日本に持って帰ろうとしていたのです。酸素や容器など色々持ってきていて、翌日魚が死んでいなかったら実行していたことでしょう。 男性は女性に比べると子供っぽい行動を取ったりする人が多いので、度を越していると思いましたが
災難で本当の人柄が分かる 大変な時こそ、人はぼろが出るというか、地が出るものです。我が家では困った事になると、そこにモトオの特性が加わって更に酷くなるのが常でしたが、これはその昔、婚約中の時の話です。 出会った時から不思議だったのは、モトオが優秀な営業マンということでした。 普段は消極的でおとなしいのに、急に積極的になったり、仕事も出来たり、とにかく意外性の塊でしたが、私はそれを魅力の一つと捉えてしまっていたのです。この時も好成績を上げたということで、海外リゾートでの授賞
自分の言ってる事が分からない夫 家庭を顧みないモトオが、私にこう言ってきたのは義父(モトオの父)のお葬式があった日の夜でした。 発達障害だったモトオにとって、喪主を努めることは大変だったのかもしれませんが、何も知らない私はこの日相当酷い目に遭わされたのでした。中でも遠くから駆け付けてくれた私の両親を帰すという行動には言葉がありませんでした。 モトオは、私の両親から香典を受け取るなり「会食の席を用意していないので、すいませんが… 」とだけ言って黙ったのです。 私がモト
常に冷静になる これは私が長い間、ASDのモトオやムスメと話しをしてきて、抱いた感想です。 特に発達障害のことをよく知らない頃は、話をすると間違いなく酷い目にあってきました。家族に対する思いやりや感謝がない、平気で酷いことを言ってくる彼らと感情抜きで話せなかったのです。 その時の労力と時間と精神的ダメージを考えると本当に無駄なことをしてきてしまったなあと思います。 なので、今悩んでいる方に伝えたいのは、発達障害の人との話し方を知らずに彼らと話してはいけないということ。
「白だったらどうしてくれんの?」と凄んでいたモトオでしたが、医者からASDと言われると、あっさりそのまま発達障害専門クリニックに通い始めました。 お金や権力に弱いので医者の言うことは聞いたり、私にそんな口を叩いたことなどなかったかのようにするモトオの態度には腹が立ちましたが、とにかくこの時は前進と思い喜びました。 そのクリニックには、私が勉強してあったらいいなと思われるプログラムがいろいろ用意してあり、SST(ソーシャルスキルトレーニング)もありました。 話が前後します
たくさんありますが、残り一気にいきます。 モトオの暴言の基本はやはり『オレが養ってやっている』という奢りの現れではないかと思います。今思えば、自己肯定感が低い彼が唯一、人より優れていると思っているところだったのかもしれません。 「父親も尊敬してないのに、あなたなんか尊敬する訳ないでしょ」 自分の父親も収入で値踏みして「あんな父親にはなりたくない」とも言っていましたが、私が見た義父は確かに昭和の男尊女卑感が漂ってはいたものの、うちの孫ムスメをデレデレに可愛がってくれたいい
モラハラ発言をする人の特徴 発達障害の特性が分かってから、言語化するということに気をつけました。分からないのなら教えてあげればいいと思ったのです。その効果はムスメにはありましたが、モトオにはありませんでした。 ある日、彼が何か酷いことを言ってきた時に「それは酷いことで、私は言われたくないので言わないで下さい」と丁寧に言いました。すると、彼は「オレはひどいことだと思わないね!」と言うのです。話になりませんでした。 特性がある人は、自分がひどいことを言っている自覚がないの
お節の中のちょろぎ ちょろぎってご存知ですか?お節料理の黒豆の上に一つ二つ彩りとして添えてある赤くて巻き貝みたいなやつ。 調べると「長呂儀」とか「長老木」とか縁起を担いだ漢字がいろいろあって、長寿の意味が込められているそうです。その正体はシソ科の植物の根っこに出来るジャガイモのような塊茎というもので、栄養豊富でもあるそうなのですが、このちょろぎをめぐって、ある日年明け早々事件が起きました。 ムスメがお節料理に入っていたちょろぎを食べて嬉しそうにこう言った時でした。 「3
モトオの秘密 受付後それぞれが臨床心理士と話した後、モトオと二人で例の小指を立てるピンキードクターの問診を受けました。ここで聞いたモトオの話は驚きの連続でした。 実はモトオには隠し事、つまり秘密がいろいろあったのです。 聴覚過敏 銀行やコンビニなど自動ドアを通る時、彼にはキーンという耐えられない嫌な音が聞こえるらしいのですが、誰も何も言わないので、なんでだろうと、ずっと思っていた。 記憶障害 高校の時、友達が皆で泊まりに行った時の話しをしているけれども、自分には全く行っ