坐骨付近が痛い梨状筋症候と運動/60代女性
坐骨付近が痛い梨状筋症候群は運動も効果ある/60代女性
気になるところ
数か月前から左臀部(坐骨神経ー股関節ー大腿後面)に鈍い痛み、特に座業の事務職であり時に講師もされるので、長時間の立ちっぱなしもあるとの事。
特徴としてはじっとして動かない時ほど痛みを感じてしまい、梨状筋症候群の仮説を立てた、ちなみに坐骨神経痛をメインに多様な痛みやお悩みを感じる問題です。
仮説と検証評価
1)左股関節のROM(可動域)と発痛確認(SLR:下肢伸展挙上テストからの)
屈曲”±” 伸展(伏臥位”-”)内転(SLRで”+”) 外転(SLRで”-”) 内旋(SLRで”+”)外旋(SLRで”-”)
SLRで(殿筋を伸張させて)外転・外旋動作にて発痛→梨状筋の過緊張を疑う仮説。
上記仮説からの梨状筋症候群の検証を行う→フライバーグテスト”+”
陽性反応があるので更に梨状筋を圧迫するといつもの痛みが出るとの事でした。
コンディショニング
1)梨状筋の弛緩
2)ホームエクササイズ(ボールにて梨状筋を刺激弛緩する)
3)ウォーキングほかお尻を動かす運動をして頂く
備考
本日の経過確認で2回目で21日経過、その中でホームエクササイズ実施とその経過確認を行う。
再評価(21日目)
日常での痛みNRS8(痛みの10段階評価)→2になる
ほぼ気にならないので今後もボールエクササイズほかお尻を動かす運動を行なって頂く。
1)SLRでの臀部痛評価
屈曲”-” 伸展(伏臥位”-”)内転(SLRで”-”) 外転(SLRで”-”) 内旋(SLRで”-”)外旋(SLRで”-”)
2)ウォーキング以外にもインドアバイクで股関節を沢山動く運動を行う、するととても調子よく今回の再評価となりました。