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イライラしないでカレーにしましょ

自分はイライラしやすい傾向があるなあ。
最近ちょっとしたことで人にムカつく。
生理前に周りの人に当たってしまう。

 などなど、イライラのパターンやタイミングはそれぞれにあります。
 本来は命を守るのに大事な怒りの感情。「敵」と相対した時に湧き出なければいけない感情です。
 しかし、大きくなりすぎると人に危害が及ぶこともあり、現代社会では悪い感情とされがちですね。大きいから悪いというよりは、「だれか」に「ぶつけて」「傷つける」可能性があるから悪いのでしょう。

 で。
 まあそんな時はカレーでも。4人分程度です。

お米を2合炊いておきます。普通のお米でもいいですが、スープカレーのようなサラサラの場合、インディカ米の方が合う気がします。イカ1匹はワタを取り、食べやすい大きさにカット。アサリ15個程度は砂抜きしておきましょう。
②炒め物が出来る鍋か深いフライパンに、オイル大さじ2を入れ、スパイスを入れ炒めます。ニンニクみじん切り1かけ分、唐辛子小さめ2本、黒胡椒粗びき適量、コリアンダー大さじ3、クミン大さじ1、ターメリック大さじ3です。

カレーつくり (2)

カレーつくり (4)

玉ねぎ大き目2個をスライスし、②に入れて中火~弱火でしっかり炒めます。しんなりしてきたら、イカとアサリ、ツナ缶1缶を入れ強火~中火で軽く炒めます。(写真は人参入ってますが気にしないで!入れてもいいです)

カレーつくり (5)

トマトの水煮缶1缶を入れ、果肉をつぶしてから煮込みに入ります。あまり煮込み過ぎてもイカが硬くなって出し殻になるので、せいぜい30分程度です。
⑤うまみが足りない場合は、鶏ガラスープ顆粒などスープの素で底上げしてから、塩を少しずつ入れて味を調えます。
⑥お米と一緒にいただきます。

カレー (22)

 カレーはターメリックという疏肝の王様みたいなスパイスを使うので、気分をスッキリさせる薬膳として紹介されがちですが、実際には、にんにくや生姜(これには入れていませんが)、唐辛子、クミン、胡椒、などの陽気の強いものがたくさん入っています。それらを多くすれば、体内で熱となり、イライラの火種は怒りの業火に変わる可能性もあります。なんという本末転倒!要注意です!
 カレーなら具材も何でもいいのではなく、イカやアサリなど、肝の調子を整えるものを使うのがキモ。肝だけに。ここで羊や牛を食べると逆効果ですよ。

イカ

塩/平 肝・腎 滋陰養血・通経
肝に滋陰養血することで、肝の熱を下げ、怒りを鎮めるイメージです。肝の血を養うので、寝つきを良くするのにもいいかもしれません。
するめでもいいですよ~と普段は言うのですが、ターメリックとのコンビネーション、一度試してみてください。

あさり

甘塩/寒 肝 瀉火・利尿
瀉火というのは火邪のレベルの強い熱邪を捨てる、消し去るという意味。とは言え、猛火には効果出てくれるかどうか…ですが、その時はもう感情だけでは済んでないですし、怒りというよりは、狂乱という感じだと思われますので、一般的な怒りには使ってみて損はないと思います。

 ごはんにレーズンを乗せるおしゃれなカレーもありますが、代わりに金針菜をカットして載せてもいいです。味はかなり似てますし、養肝血のチカラはレーズンより強い。効果もその分上がります。
 あと、カレーにはターメリックを入れず赤いカレーにして、ごはんの方にターメリックを入れて炊き込みターメリックライスにしても良いですね。
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