鬱の始まり
小学校までは周りとの格差も気にならず、普通に登校していたし、肥満児だった事を除けば普通の子供だったと思う。
嫌なことがあっても一晩寝れば立ち直れたし、友達と趣味の漫画やイラストを描いて遊んでストレスを解消できていた。
しかし、中学校ではは家庭環境・学力・容姿などでスクールカーストがあり、貧困家庭・肥満児・低学力の私は最底辺にいた。いや、圏外だったかもしれない。
当然カーストの頂点にいた女子にイジメられ、人間不信になった私は友達が出来なかった。
学校ではイジメられ、家に帰れば年中不機嫌な母親に愚痴を聞かされるか八つ当たりをされ、休まる場所は無かった。
その頃から朝方まで寝られなくなり、仮に寝れても嫌な気分は消えず、立ち直れなくなった。
頭の中は嫌な事で一杯で、学校の宿題やテスト勉強もあまり手がつかなかった。
毎日胃が痛く、手足が冷え、眠くても重い身体を引きずって登校していた。
今思うと、これが鬱の始まりだった。