サンタさんとの思い出がみんなの人生を変えたお話
こんにちは、やわデザnote編集部兼「目的地は鬼ヶ島」制作チームの ひろきょんです。
以下の記事でご紹介したとおり、富士通グループ横断「やわデザ」コミュニティを舞台に新しいイベント「目的地は鬼ヶ島」がスタートしました。
「目的地は鬼ヶ島」は、一言でいえば「社会課題」についてみんなで楽しみながら理解を深める、全9回の社内イベントです。
本記事では、以下の3話で構成される「その手があったか?!編」の第2話(6月2日開催)についてレポートします。
イベントの雰囲気を実際に感じてみたい方は、以下の動画をご視聴ください(40min)。
子どものために大人が手を取り合う社会に
今回の桃太郎(ゲスト)は、 NPO法人チャリティーサンタ代表の 清輔 夏輝(きよすけ なつき)さんです。
清輔さんは、学生時代にヒッチハイクで多くの人の親切心に触れ、「やさしさをもらってばっかりだなぁ」とモヤモヤしていました。
そんな時ヒッチハイクで訪れた京都で、「誰かにもらった恩は、次の人に渡していけばいい。広く社会に還していけたらいい。」と言われ、「それだ!なにかやろう」と探し始めたそうです。
恩を社会に還元するため、十数個のプロジェクトに取り組むようになった清輔さん。25才の時、自分の将来を見直すために受けたコーチングで、「おじいちゃんになっても、やっていたいことは?」という大切な問いに出会いました。そこで残ったのが「チャリティーサンタ」。ここから1つのプロジェクトに集中して頑張ろうと思ったそうです。
「チャリティーサンタ」とは、「サンタを待っているご家庭」と「サンタになりたい大人たち」をつなげ、クリスマスイブの夜にプレゼントを届けに行く活動です。
サンタはプレゼントを渡す時に、”子どもがこの一年頑張ったことやできるようになったこと”を伝えることを大切にしていて、「見守っていたんだよ」というメッセージも一緒に届けています。
そして、「ほかの家庭にもサンタが来てほしいから寄付します」というご家庭からいただく寄付により、”ご家庭でプレゼントの用意が難しい子ども”にもプレゼントを届けられるという、すばらしい仕組みができています。
サンタは全員ボランティアで、希望する大人は研修を受けることでどなたでもサンタになれるとのことです。サンタ役をやってみて「今までのクリスマスで一番幸せだった」という声が多く、活動は日本全国にどんどん広がっています。
清輔さんは、まだ形はないけれど「きっとこうなる」と、すでにあるかのようにストーリーを描き、思いついた時点で発信したり、うまくいかないことも発信したりと、紆余曲折を伝えていくことで結果的に仲間が増えていったそうです。
運転手のヤマカワが、おとぎ話「桃太郎」を例えに清輔さんにとっての「鬼(一番大きな困難や課題)」を尋ねたところ、「日本においての同調圧力」とコメントされました。また、清輔さんにとっての「イヌ、サル、キジ(大切にしているものを3つ)」を尋ねると、「縁、運、勘」という答えが。
そんな清輔さんは「子どものために大人が手を取り合う社会」というビジョンを掲げています。親切を行動で表してみたいけれど機会がなかった人も、サンタクロースになれる”ブックサンタ”や”シェアケーキ”という新しい活動を生み出し、進化を続けています!
イベントを視聴した社員の反応は?
当日視聴した社員は約300人でした。イベント中に、投票サービス「slido」に寄せられた社員の感想やコメントは、約180件!
その中からいくつかご紹介します。
アンケート結果からもいくつか感想を抜粋してご紹介します。
個性豊か!見て楽しいグラレコ
記事冒頭のグラレコ(イラスト画像)は、「目的地は鬼ヶ島」制作チームの一人であるデザインセンターの 田中友美乃さんが描いてくれました。
また以下の画像は、「どんぶらコミュニティ(前回の記事を参照)」内で投稿されたグラレコの数々。まさに、鬼ヶ島から村に持ち帰った宝ですね。
第3話へ続く
「目的地は鬼ヶ島、面白い!」と思った方はぜひ、「その手があったか!?編」の第3話「お医者さんが高齢者のリハビリを笑いに変えたお話」の開催レポートもお楽しみに!