姑との別居 子供目線でみたエピソード
ある日親戚が一堂に会した
私の家族が父方の祖母との同居を解消するとの報告の会だったようだ
いとこの中で一番年上だった私は、締め切った親戚会議の部屋の周りで子守だった
やぶれた障子からのぞくと、父の弟の妻が「残念です」といって引き留める
父の弟の家族はほとんど状況を知らなかったのもあるけれど
後で母に聞くと借金まみれだった祖母は、取り上げられた家を再度建てたかったので、ブラックリストに載っていない長男の父を利用しただけで
同居するつもりなどなかったと言ったらしい
そしてお前たちの世話になることはない、と
その頃の親戚の食事代は唯一長男だから、借金がないからという理由で
いつも父が払わされていたとのこと
その本音が伝わっていたのかは定かではないが、父は兄弟2人に呼び出され、なんで妻を優先して親を敬わないのかといわれたらしい
主観の入ったエピソードもたくさんあるが、総合して私としては
父の家庭は古い価値観で母だけが我慢を強いられたのだと思う
お前の世話にはならないといわれたが、母の反対を押し切って
父はたった1km先に家を買い別居が始まった
今となっては毎日のように祖母に呼び出されるため、はっきり言って
もっと遠いところに引っ越すべきだったと思う