若者はますます渋谷に行かなくなり、新大久保で遊ぶのだ
先日、新大久保に行った記事を書きました。
何故新大久保だったかというと
甥っ子たちが「新大久保に行きたい」と言い出したからだ。
若い女の子が新大久保というのはわかるのだが
今時の中高生男子は新大久保なの?!
聞くと「イカゲーム」をネットで見ているし
興味ある歌手はやはりK POP。
ホットクも食べたりしたいのだと。
原宿・渋谷じゃないんだ~と思っていると、
コテツさんがこんな記事を1月1日に投稿されていました。
コテツさんによると、渋谷は面白がってお金を使う場所ではなくなったと。
100年に一度の大改造で、確かにビルはきれいになり
その中のテナントはみな美しく、そして高い。。。。
コテツさんも記事でお話されていますが、
ちいさい店が渋谷からどんどん消えているのです。
出来るのは、高層ビルやおしゃれな建物。。。。
新大久保は、相変わらず小汚なくて、ちいさい店ばかり。
テナントも良く変わるし、
これってもしかして偽物じゃない?みたいなものも店頭にたくさん。
でも甥っ子たちは、楽しそうだし、
10円パンやチーズホットクを買っては食べて。
男子も女子も、老若男女ごちゃごちゃ。
そして人種もバラバラ。
耳に聞こえてくる言語は韓国語、ベトナム語、日本語、中国語。。。
ここには高層ビルも高級ホテルもないけれど
若者は、このごっちゃ感や多様性に惹かれるのでは?
お昼に行った「もうすぐ釜山」は
釜山といいながらも、サービスしてくれるお兄さん方は
どう見ても韓国方面の方々ではなく。。。
ぶっきらぼうだし、サービスはあまりよくないけれど、
それでもお客さんたちは楽しくランチしています。
これこそが、リアルな多様性なのでは?と思っちゃうわけです。
以前大阪のグラングリーンに行ったとき、
駅前一等地に、高層ビルや高層ビル上階に高級ホテルを入れず、
うめきた公園という空間に多様性を見た。
東京ではこんな都市計画、最近見ていない。
東洋経済の記事に谷頭氏が
東京の都市計画について
疑問を投げかけている記事がある。
再開発とともに、高層ビルが次々建設されている。
その上部にはインバウンド向けに高級ホテルが入り
フードテナントはネオ東京っぽく。
東京は渋谷など再開発された街を中心に
「座れない」街が増えていると問題提起している。
街でちょっとひとやすみしておしゃべり……というのが本当に難しいのだ。
カフェはどこも混んでいるし、ベンチは座りにくい。
若者はだんだんそんな街から去っている。
街は時の流れとともに変わっていくもの。
でも東京に住んでいる我々が違和感を感じ、
渋谷に行くのが憚れるというのは、何だか寂しい。
そして若者は渋谷や原宿ではなく、新大久保で遊ぶのだ。
若者のほうが、リアルな多様性を実践している、
そう感じたお正月だった。
ヘッダーのイラストは、
かわいいshio416さんのイラストをお借りしました。
ありがとうございます。