「コミュニケーション不足」
会社でも、コミュニティーでも、家族でも。
何か齟齬があってものごとがうまくいかないと、
必ず出てくるこの言葉。
「コミュニケーション不足」
すべてまとめてしまうのはどうかと思うこともたびたび。
そんな時、こんな記事を読みました。
近年言われる「カスタマーハラスメント」について書かれた深田氏の記事。
記事の中で事例として紹介されたのが、ポストに入っている誤配。
でもよくよく考えてみると、配達するほうも実は大変なのだ。
我が家もポストに表示されている名前がかなり小さく、
もし配達する方が変わってしまったら、それはきっと大変。
中には、ポストが無名なマンションも多々あるだろう。
誤配がある背景には、そうしてしまっている何等かの理由があるのだろう。
記事の中で、著者である深田氏は
カスタマーハラスメントの根っこにあるものは、
実は二つなんじゃないかと。
一つはその「コミュニケーション不足」なんだけれど
深田氏は、それは
「人の立場になってものを考える力が落ちている」ことと。
そして二つ目、
「人の尊厳を軽くみている社会の風潮の問題」
でもこれも深ぼってみると、
やはり人の立場になってものを考える力なんだと思う。
自尊ならば他尊。
少し長いのですが、下記に記事を紹介します。
カスタマーハラスメントだけではなく、
様々な中で「コミュニケーション不足」というのは
やはり相手の立場や、
その人にたって物事を想像する力が弱まっているからではないか。
人の立場にたって、ものごとを考える。
その力を鍛えるのに最適なものは、文学を読むこと。
ストーリーに入れば入るほど、我々は主人公の気持ちを想像し、
廻りの人々の感情を想像する。
映画やドラマと違って、登場人物の表情や相手の表情、
シーンが見えないからこそ、頭の中で想像する。
セリフを読んで
こんなことを言われたら、主人公はどんな気持ちになるのだろう?
相手はどんな理由でこんなことを言うのだろう?
様々な疑問が頭で浮かび、想像をする。
これが、実の社会でも生きてくると私は信じている。
様々な角度から、ものごとを考えられる。想像できる。
ねえ、あなたが、彼、彼女の立場だったら、どう思う?
文学を読もう、
コミュニケーション不足というひとことで
すべてを含んではいけない、
少なくとも私はそう思っている。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
タイトルのイラストは、lisa500ml様のイラストをお借りしました。
ありがとうございます。