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エッセイ日和

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エッセイをまとめています。初めての方は是非どうぞ!
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記事一覧

【エッセイ】元ヤン書店員にささぐ

例えばいじったバイクを乗りまわし、夜な夜な校舎のガラスを割る。先生や警察に反抗し、喧嘩上…

【エッセイ】駆け込みますとも

聞いただけで、苦い思い出がよみがえる名前がある。 ジェットスターがそれだ。ストで9便が欠航…

【エッセイ】残るものは残る

いつからか、紫陽花の時期に修善寺に行くようになった。 noteでも書いているが春と秋は長野、…

【エッセイ】拝啓、父上さま

今、テレビがないというのはむしろ新しい風潮なのかもしれない。実際、知人の何人かは持ってい…

【エッセイ】「湯が湧いてこないんだけど」はじめての一人暮らし

この間、長野の温泉に行ってきた。 毎年春と秋に訪れている、ごじんまりとした温泉宿だ。かな…

【エッセイ】人に愛される才能を持った君だから

このところリサーチに余念がない。 甥っ子2号が就職することになり、お祝いの品を探しているか…

【エッセイ】奇跡のタネ〜本のご案内

私にはかねてから世に出て欲しいと思っている作品がある。いや出てはいるのだけれど、近所の書店で普通に買えるようにならないかな、と。 ↑こちら。つる・るるるさんのエッセイ集。つるさんのエッセイは、オンライン飲み会で知り合った皐月まうさんの投稿から知った。特に「駆逐されたり恋バナしたり」を読んでからは、心の中で師匠と呼んでいる。このエッセイ集が欲しくてたまらないのだが、文学フリマでご本人から直接買いたいのでずっと我慢している。 もう一冊はこちら。とき子さんの『なけなしのたね』。

【エッセイ】チャンバラを真剣にやる部活です。

月に一度ほど三浦半島の温泉に行く。横浜から京王線で一本、終点の三崎口まで一時間はあるので…

【エッセイ】受験のキオク

。 ま・る。原稿用紙の最後の一マス。書き入れると同時にベルが鳴った。瞬間、ぶわぁっと肩で…

【エッセイ】夜に引越しなんてするもんじゃない

夜逃げをしたことがある。 いや、させられたと言うべきか。今から20年以上前のことだ。 勤め…

【エッセイ】金継ぎに思うコト

ここ数年、年始にやっている事がある。  金継ぎだ。 悲しいかな私の拙い手元によって、壊れ…

【エッセイ】きっと、大丈夫。

青天の霹靂だった。会社が倒産したと知らされた時は。 全国に支店を持つ英会話学校に、営業職…

【エッセイ】湯けむり一人旅

カラッとした秋晴れが続いている。 気温も程よくて、家にいるのがもったいないくらいだ。コロ…

【エッセイ】”その日”から読む本

師走が近づき、俄かに忙しくなった。  去年一昨年と控えていた忘年会も、今年ならと旧知の友人と連絡を取りあう日が続いている。  二年以上会えていない友もいて、家族が増えた人もいれば失った人もいる。会うのが待ち遠しいが、積もり積もった話に一晩で終わる気がしない。  遊びもいいけれど、やならなければならない事もある。私にとっては大掃除や、未回収の原稿料の催促などがそれに当たる。  人によっては、この時期ならではの慣いもあるだろう。  私の母は、毎年年末ジャンボ宝くじを買っ