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コロナ後の専門職人材の流出とその後

前回コロナ禍の厳しい業績の下、特に地方企業が人材確保ができるよう取り組んでいる、という投稿をしました。

今回は対照的な出来事として、コロナ禍の厳しい状況にて経営継続ができなくなった企業(特にエンターテインメントや飲食業等)から人材流出がするのでは、また日本にのみならず、海外へも出ていってしまうのでは、という点について書いてみます。

上記記事の通り、コロナ禍により寿司屋さんの倒産が増加したとのこと。もちろんコロナ禍での飲食店経営への負の影響が大きかったものの、それに加えて回転ずしなど、既存チェーンなどの業態がコロナ禍でより強くなったとともに、中小規模の寿司屋さんは競争に勝てず、という状況であったと思います。

一方で寿司職人はコロナ前では人材不足!と言われるほど、日本のみならず、海外でのSUSHIの評価が上がる中で、寿司を握れる職人へのニーズが高まっていました。確かに足元はコロナ禍で日本からの職人を受け入れるという国も多くはないと思いますが、寿司職人という職を続ける一つの考え方として、海外へ就業機会を求めに行く可能性も大きいだろうな、と感じます。

以前であれば、優秀なロシア人エンジニアがソ連崩壊後に、米国や欧州などへ移り住み、現地で就業や、日本人のエンジニアが定年後アジア諸国へ行って、再度仕事を継続するのと同じように、寿司職人のような比較的修行なり研修が必要な専門職に加えて、高級和食の料理人も海外で活躍されるのでしょう。そこで面白いのは、海外各地でローカルに合わせた和食(創作和食の発展形)も見られるのでは、という点です。人材流出に加えて、和食の発展形が今後10-20年後にみられるのでは、と感じます。


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