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肩や首じゃなくて○○を動かしたら頭痛がなくなった!?



はじめに

こんにちは、熊本県熊本市西区の「やすたけ整骨院」院長の安武建です。

「朝起きたら、頭が痛い・・・」
昨日まで何ともなかったのに、朝から痛みが出てしまった。
頭痛を持っている方は、いつ頭痛が起こるかという不安を抱えて生活されているかと思います。

頭痛の治療で病院や治療院に通院中の方もいらっしゃいます。
治療に行く時間がない方は、痛み止めで何とかされているかもしれません。
頭痛を何とかしたいと思い、自分で首や肩のマッサージやストレッチをされている方も多いです。


「もう仕事に行く時間なのに、頭痛がひどくて準備が進まない」など
急に頭痛などの体調の変化が起こるとスケジュールに影響が出て大変だと思います。

それが定期的に起こるとしたらどうでしょう?
想像しただけでも大変さが目に浮かびます。

今回のブログでは、定期的に起こる頭痛の改善法をご紹介したいと思います。
特に首や肩のマッサージやストレッチを行っても、なかなか症状が改善されないとお悩みの方に読んでいただきたいです。

頭痛の種類と原因


頭痛には主に3つの種類があります。

•緊張型頭痛
•片頭痛
•群発頭痛

緊張性頭痛
とりわけ頻度が多い頭痛で肩こりと関係が深いです。
身体や心の緊張が続くことで血行が悪くなって起こります。
パソコン作業や読書など、同一姿勢を長時間続けている最中や続けた後に症状が悪化します。
肩や首のこりや目の疲れを伴うことが多く、めまいがすることもあります。
お風呂に入って肩や首を温めたり、ストレッチなどで、症状が改善するのが特徴です。

片頭痛
季節の変わり目やストレスなどが原因となり、脳内の血管が拡張しすぎて炎症を起こすことで生じる頭痛です。
緊張性頭痛と違い、温めたり・ストレッチをすると、逆に悪化することがあります。こめかみあたりを冷やす・コーヒーを飲んだりすると改善しやすいです。

群発性頭痛
動脈の炎症や血管の拡張が原因とされており、20~40歳代の男性に多く、こめかみ、耳、鼻、目の奥などにかなり強い痛みが起こります。アルコールがきっかけになることもあるので。対策としては、患部を冷やすことですが、痛みが強い場合は、痛み止めで対応することが多いです。

注意が必要な頭痛

また一次性頭痛、二次性頭痛という分類もあります。

一次性頭痛・・・頭部CT、MRI画像検査などで原因となるような病変のないもので、頭痛の多くがこれに相当します。
二次性頭痛・・・脳出血や脳腫瘍など他の疾患が原因で起こる頭痛で注意が必要です。
        

定期的な頭痛の改善法


一般的に、頭痛の対策として首や肩にマッサージやストレッチを行うことが多いです。それでも改善が見られない場合、当院で実際に患者さんにお伝えして、効果的だったケアの仕方があるので、お伝えしていきます。
それは、耳を動かすことです。
頭痛がある方は、耳を触ると左右どちらかが硬いことが多いです。硬い方の耳を柔らかくすることによって頭痛が軽減されます。

耳と側頭骨


 側頭骨が硬いと、脳に酸素が行かなくなり頭痛につながります。耳は側頭骨という頭の骨に付いており、耳を引っ張ることで、側頭骨を緩めることができます。特に緊張性頭痛・片頭痛をお持ちの方に試してもらったら、「とても楽になった!」「頭痛に頻度が減って良かった」という喜びの声を多数いただきました。

やり方


耳の硬さですが、左右差がある場合が多いですが、両方とも柔らかくした方がいいので、左右同時に行います。


①まず耳の上を親指と人差し指で持ち、
上方向に左右同時に引っ張り、一回深呼吸をする


②耳の真ん中を親指と人差し指で持ち、
後ろ方向に左右同時に引っ張り、一回深呼吸をする

③耳の下を親指と人差し指で持ち、
下方向に左右同時に引っ張り、一回深呼吸をする
目安回数:3方向×2セット

※痛みを感じたら最後まで引っ張らず、痛みを感じる手前で深呼吸する


・人差し指と中指を耳ではさみ、
指先で側頭骨を押さえて軽く固定したら
前に10回・後ろに10回耳を回す。
目安回数:1セット


最後に


首や肩の筋肉が原因で頭痛が起きることが多いですが、みなさんの耳を触らせてもらうと、頭痛や首、肩に症状がある人は耳も硬くなっていることが多いです。

首や肩のケアはいつも充分に行っているという方は、ぜひ耳を触ってみてください。もし硬さが分かりにくくても、耳を動かすと脳の血流がよくなり気分もスッキリするはずです。

普段のケアで軽減されればよいですが、頭痛が危険な病気のサインの場合もありますので、頭痛が継続的に続く時や、痛みが強い時は早めに専門の医療機関を受診してください。

検査を受けて異常があった場合、早期に治療することができますし、異常がない場合は不安な気持ちが軽くなると思います。

耳の硬さをみて欲しい、やり方を詳しく知りたいなどありましたら、お気軽にご相談ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回のブログが、皆さまのお役に立てれば幸いです。

(監修:柔道整復師 安武 建)



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