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指が痛くてバドミントンができない!ばね指の原因と改善法

こんにちは、熊本県熊本市西区の「やすたけ整骨院」院長の安武建です。

「指が痛くてラケットが上手く握れない」
「朝、手の指がこわばって目覚める」
「ペットボトルを空けようとしたら指が上手く動かない」
「指が曲がったまま伸びない」

そんな経験をされたことはないでしょうか?

これらは、ばね指によくみられる症状です。

週に1回のバドミントンを楽しみにしていたのに、ラケットを握ると指が痛くて楽しくない。行っても思い切りできないから、次第に足が遠のいていく。すると、人と会う機会が減り、段々とストレスが溜まってくるなんてこともあると思います。

ばね指になると、特にラケットを使うスポーツで影響が大きいです。毎日、家事を頑張って週末やっと自分の好きなスポーツができるのに、思い通りにラケットが持てない。そんな思いしたくないですよね。

指は何をするにも必要で、全く使わない日はありません。
痛みを抱えながら家事やスポーツをするのはとても大変です。

一日も早く好きなバドミントンやその他のスポーツを思い切りするために、ばね指の原因と改善法について書かせていただきました。

ばね指とは?


ばね指は、指を曲げ伸ばしする際に、引っかかりや痛みが出る症状です。
特に、手のひら側の指の付け根付近に痛みや違和感が出やすく、重症化すると指が曲がったまま戻らなくなることもあります。
症状の特徴として、指が「ばね」のように弾ける感じがあるため、「ばね指」と呼ばれています。

ばね指の主な原因


ばね指は、指を動かすための 腱(けん) と、それを支える 腱鞘(けんしょう) に負担がかかることで起こります。

① 指の使いすぎ
・ パソコンやスマホの長時間操作
・ 手作業が多い仕事(裁縫、料理、ピアノ演奏など)

② 加齢やホルモンバランスの変化
・ 40代以降の女性に多い
・ 更年期や妊娠中、産後に発症しやすい

③ 生活習慣病
・ 糖尿病やリウマチがある方はリスクが高い

指の使いすぎと腱鞘の炎症が引き金となり、腱がうまく動かなくなることで症状が出ます。

ばね指の改善法

症状が軽い段階で適切な対処をすれば、症状が改善しやすいです。

1.   指を休める
まず大切なのは、負担をかけすぎた指を休めることです。
特に痛みが強い場合は無理に動かさないようにしましょう。
パソコン作業やスマホ操作をする場合は、1時間ごとに休憩を入れてください。

2.   温めて血行を良くする
湯船に浸かったり、ホットタオルで指を温めることで血行を良くして回復を助けます。

3.   ストレッチをする

・指のストレッチ

肘を伸ばし反対の手を指に当て、
指をゆっくりと反らしていきます(5秒キープ)
症状のある指だけでなく、
全部の指を伸ばすと効果的です。

※痛みが強い場合は無理せずに行ってください。

手首の曲げ伸ばし運動

肘より少し手首寄りの筋肉を手で掴む
掴んだまま指がずれないようにしながら、
手首をゆっくりと上下に動かす。
目安:15回を2セット


肩回し

① 肘を曲げて、両肩に指先を当てる
②  肘で円を描くように肩を後ろに大きく回す(20回程)

※肩甲骨を意識しながら行うと効果的です。 

ばね指の人は肩甲骨の動きも悪い場合が多いので、肩甲骨が柔らかくなると、指への負担が軽くなります。

最後に


指に痛みや、動かしにくさがあると好きなスポーツも満足にできないし、家事やお仕事にも影響が出てきます。
指は何をするにも使うので、なかなか安静にするのは難しく、一度痛みが出ると良くなるまでに時間がかかります。

症状が軽いうちに早めのケアをすることが大事になります。
少しでも違和感を感じたら、早めにご紹介させていただいた内容を実践してみてください。

ストレッチなどをしても、あまり効果を感じない場合や、試合があるので痛みを早く何とかしたいなどありましたら、お気軽にご相談ください。

今回のブログが、バドミントンや好きなスポーツを不安なく楽しむためのお役に立てれば幸いです。

(監修:柔道整復師 安武 建)

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