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これで安心!孫を抱っこしても、腰痛にならない体の使い方
こんにちは、熊本県熊本市西区の「やすたけ整骨院」院長の安武建です。
「孫が産まれた!」
そうお話されている時の顔は、みなさん何とも言えないくらい嬉しそうで輝いています。孫は目に入れても痛くないという程、かわいいと口を揃えておっしゃいます。
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孫を抱っこすることは、人生において大きな喜びの一つです。
孫の成長を近くで見ることができるのは、とても幸せな時間です。
赤ちゃんが成長するのはとても嬉しいですが、成長とともに体重が増え、抱っこするのもが大変になってきます。せっかく孫が生まれたのに、腰や肩が痛くて思うように抱くことが出来ない。
そんなお悩みを解消することが出来ればと思い、今回のブログを書かせていただきました。
腰痛予防に効果的ボディメカニクスとは?
ボディメカニクスとは「最小限の力で介護ができる介護技術」の一つで、
人間の関節や筋肉、骨が動作する際の力学的関係を利用したものです。
「特に腰痛予防に効果的」と言われています。
力任せに身体介助を行うことなくスムーズに介助することで、介護する側と介護される側の身体的負担を軽減できます。
介護だけでなく赤ちゃんを抱える時にも応用できるので、ご紹介したいと思います。
ボディメカニクス 8つの原則
ボディメカニクスの8原則を活用することで小さい力で抱っこすることが可能になります。
腰を痛めないための上手な体の使い方
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1.両足を開き、支持基底面積を広くとる
支持基底面積とは体重を支えるための床面積のことで、足を開くと支持基底面積を広く取ることができます。これにより身体が安定し、腰への負担を軽減できます。
2.重心を低く保つ
重心が低いと骨盤が安定し、腰の負担を軽減して安定感が生まれます。
重心が高いと腰痛やギックリ腰などを引き起こすことがあるので注意が必要です。
3.赤ちゃんとの重心を近づける
抱える際に体を密着させることで、重心を近づけて安定感を確保することができます。安定感が増す上に力も伝わりやすくなるので、腰痛防止に繋がります。
4.赤ちゃんの体をねじらず小さくまとめる
同じ重さであれば、大きいボールより小さいボールの方が動かしやすいのと同じで、赤ちゃんの腕や膝を曲げて包み込むように抱えると負担が少ないです。
5.体全体を利用し、大きな筋群を使う
抱える際に、腕などの小さな筋肉だけを使うと負担が大きくなってしまいます。
そこで体全体を使うこと意識し、特に大きな筋肉である背中や太ももを一緒に使うことで、体の一部分への負担を減らすことができます。
6.水平移動を行う
重いものは一旦持ち上げてから移動させると、重力の影響を大きく受けて重く感じてしまいます。そのため、抱っこの際にはなるべく持ち上げないで、水平方向にスライドさせるようにすると楽に動かすことができます
7.手前に引く動作を意識
押す動作よりも引く動作のほうが、必要な力が小さくなります。また、押す動作は腰に無駄な力が入りがちですが、引く動作を意識すると腰痛を予防することも可能です。
8.てこの原理を使う
支える部分(支点)・力を加える部分(力点)・加えた力が働く部分(作用点)の関係を利用すると、小さい力でもしっかり支えることができます。
最後に
子供はどんどん大きくなっていきます。成長するにつれて抱っこする機会が徐々に減っていきます。今しかできない貴重な時間を大切にするためにも、体の上手な使い方を身につけて、お孫さんとの時間を楽しんでくださいね。
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腰が痛くてこのブログの内容がお役に立てれば幸いです。
(監修:柔道整復師 安武 建)