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生きがいとは人に必要とされること

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在宅医療の現場から感じた思いや患者さんに教えられたことをエッセイにまとめています。
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2020年11月の記事一覧

「治す医療」と「支える医療」

私は医療には「治す医療」と「支える医療」があると考えています。  私が医者になった頃、上…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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本人の食べる権利は?〜たんぽぽ寿司〜

 余命1週間と宣告され、当院に転院後、わずか1週間で箸やスプーンを使い、自ら食事ができる…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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余命1週間からの復活

 88才の妹さんと二人で暮らす91才の男性サトシさん(仮名)は、認知症を患っていましたが、身…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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在宅医療のグローバル化

 世界各地への航空網の広がりや、インターネットなどの情報通信技術の普及により、近年、世界…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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開業20周年!感謝!

 介護保険制度が始まった2000年、私は在宅医療専門のたんぽぽクリニックを開業しました。それ…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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恩返しの俵津プロジェクト

 「診療所がなくなってしまう。何とかしてくんなはい!」俵津住民の男性が、この窮地に私のこ…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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桜とみかんの野副峠~へき地診療所への道~

 私は松山市にある「たんぽぽクリニック」で在宅患者さんの診療をしていますが、毎週木曜日は西予市明浜町にある「たんぽぽ俵津診療所」に出向き、診療を行っています。  診療所のある俵津地区は、宇和海に面した人口1,100人の町です。この町には松山から宇和で高速を降り、野福峠という峠を越えて向かいます。桜の季節には、峠から見渡す絶景に魅せられ、多くの花見客がここを訪れます。明るい南国の日差し、沿道に咲き誇る桜の淡く透き通るようなピンク色、山の斜面に広がるみかん畑の輝くような緑、その向

私の在宅医療の原点

 私は松山市にある「たんぽぽクリニック」で在宅患者さんの診療をしていますが、毎週木曜日は…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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「亡くなるまで食べる」ことの意味

 四季録執筆を開始してから、毎回記事を切り抜いて保存しているとか、家族で記事を元に話し合…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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納得できる最期とは何か?

 96歳の一人暮らしの女性のお話です。この方はヘルパー等の在宅サービスを利用しながら穏や…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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一人暮らしでの看取り

 「老々介護でも在宅医療は可能ですか?」とよく聞かれます。老々介護で在宅医療を開始する時…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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命のバトン

 ある70代の男性のお話です。末期癌で余命(残された命の期間)があと数日となった頃、県外…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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死に向き合う

 今の時代、「がん」という病名の告知が本人にされることは一般的になりました。しかし、病名…

TAMPOPO NAGAI
4年前
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「何も言えねえ!」

 ある日、「腰痛で寝たきりとなり、床ずれがある患者さん宅に訪問してほしい」とケアマネジャーから依頼がありました。  その男性は奥さんと二人暮らしで、訪問するといきなり「何しに来た!早く帰れ!」と怒鳴られました。お酒の匂いもプンプンしており、朝から焼酎を飲むのが日課のようでした。私は「腰痛で動くのがつらそうですね。右足に床ずれができていると聞きました。ちょっと診させてください。」と言うと渋々足を出してくれました。床ずれはそれほどひどくはなく、簡単な処置をし、腰痛緩和のため体のポ