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詩日記 35

20220608

そのままでいいんだよ

そんな言葉が じんわりと響く

午後の チャイムを背後にして


山々 木漏れ日 ねむたい声

ぽわぽわ きぶん しあわせ


この感情をなんと呼ぼう?


歌声 ひびく

苦しみに 染みる じゅわ〜

心が大根やにんじんやおあげさんで

  言葉はお出汁


大丈夫 大丈夫 大丈夫

愛してくれている存在たちが

何度も 何度も 語りかけてくれる

励ましてくれる


歩行器につかまり立ちするぼくを

喜びの目で見つめる 存在たち


さあ 大丈夫

歩いてごらん がんばってごらん

成長してごらん 楽しんでごらん


なみだがあふれる じゅわ〜

人生がごぼうとかがんもとかで

なみだがお出汁


苦しんだ分だけ

愛した分だけ

経験した分だけ

いいお出汁が出るのです


この感情をなんと呼ぼう?


え? 比喩が下手?

わざとに決まってるじゃないですか〜

じゅわ〜


詩が里芋や柚子の皮で

下手な比喩が お出汁ですよ


かわいくって ほっこりする

いいお味 でしょう?


あははは


ほら こうして

また笑えるようになってきたのです


あなたのおかげだね

いつもありがとう 見守ってくれて


この詩をあなたたちに捧げたい

うまいやへたより

だいじなことを おしえてくれる

愛おしい わたしの一番の理解者たちに

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