公教育と私教育の本質的な違い
私は教育事業に携わっている。
その際に、意識しておくべきは公教育と私教育の違いだ。
公教育とは、義務教育を中心に、政府が主導で、社会全体の利に資するような能力を育む教育である。
つまり、教育における評価軸は、社会に発展に貢献するかどうか、ということになる。
この公教育の原理として、最も優れたものは、「自由の相互承認」である。(竹田青嗣さん、苫野一徳さんの著書を参考にしてみてください)
志のある人は、この原理に従って、是非、長期的な視点でじっくり取り組んでほしい。
一方で私教育とは何か?
これは、発起人たる教育者(起業家など?)が「評価軸」を決める。
大学入試を突破するというような狭い範囲の能力に絞ったものなどが典型だろう。
私教育の場合、往々にして社会の発展はおいておいて、個人が他者を出し抜いて成功することの補助をするようなものが多い。
つまり、恵まれた者(金持ち)がより強くなる環境つくりに貢献することになるといえるかもしれない。
しかし、一方で違う考え方もできる。このようなものは、結果的にみれば、一部の個人が優れた能力を持ち、社会を牽引してくれるかもしれないので、長期的にみれば社会全体のためになるかもしれない。
また、吉田松陰の私塾のように、個人が起点になっているが、社会全体の発展を目指すものもあるだろう。
自分は、社会全体のためになる教育をしていきたいとは思うが、何がどうなって社会発展につながるか確信がないので、まずは個人の爆発的な成長に貢献したいと思う。
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