i + 1という語学の理論はコンテンツ作りの原理を示している
第二言語習得の分野でクラッシェンという人が提案したi +1理論というのがある。自分が7−8割くらい理解できるくらいのインプットをすることで語学力が高まるということ。(というか、むしろこれでしか高まらない理論)
私はこれを概ね信じているが、よく考えるとあらゆる体験や経験においても示唆のある理論だ。
語学で一番楽しいのはたしかにこの状況である。つまり、ぎりぎりわかる、ということ。
これは語学に限った話ではなく、経験一般に敷衍できるだろう。
ドワンゴの川上さんが、
コンテンツは「わかりそうでわからない」のが一番いいといっていた。
また、プロ奢られいやーさんも既知 8 未知2が一番おもしろいと言っている。
(誰を参照してんねん)
われわれ人間は、一人ひとり価値観、世界観、知識、スキルなどがが異なっている。
それゆえ、本当に面白い経験であるi+1は、人それぞれ異なる。
それはカスタマイズしなくてはいけない。
コーチングとは、その人を理解し、i+1を設計してあげる人なのであり、それはダイエットや語学など具体的な目標のためにだけ使うべきものではなく、むしろ善く生きるために必要なものだと思った。