「世界で勝つための教育」というクソな問題意識
世界で勝つための教育、
なる単語の羅列を見たが、この考え方が終わっている。
スキルを身につければ、世界で勝てるわけではない。
もちろん、勝ちの定義にもよるが、大きな勝ちはありえない。
そもそも、勝ち負けの話ではない。
世界をどう進歩させるか、それだけの話。
そんで、教育なんていうものは専門的な領域で個別にやればいい。世界で活躍するための教育なる一般的なものは不要。
もし、世界的な課題に取り組みたいと思う若者を増やしたいなら、世界の課題を映像などでまとめて無料で配信したり、安価で現地でその課題に触れさせる機会を提供したほうがいい。
それを見て、若者が「課題」を感じるかはわからない。でも、無加工の現実を見せることでしか、モチベーションはわかない。
大人がこれがいいよ〜と人参ぶら下げても、子供は正直だから中長期的には騙されない。
教育などおこがましいことを言わず、無加工の世界を知る機会を与えるべき。