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世界で「和牛」ブームが起きている!ー日経記事2023年8月19日

8月19日付の日経新聞で「和牛」の生産増加についての記事が出ていました。

21年の産出額が8232億円と過去10年で8割増加。輸出額も520億円と過去10年で10倍に膨らんでいるそうです。

欧米での霜降牛は以前から確かに人気はありました。NBAの元スーパースターの故コビー・ブライアント氏の名前のコビーはお父さんがKOBE Beefが大好きだったからだそうです。

また、増加しているのは神戸牛とか宮崎牛のようなブランド牛のある県だけでなく各地でブランド牛の生産が進んでいます。最高ランクのA5の割合が全体の5割で、これも10年間で3倍に増えたとのこと。

カニのイメージの鳥取県でも、ゲノム評価を導入して良質の子牛を他県に供給して、この10年で生産量を2.4倍にしました。

この記事を読みながらいくつかの課題を想像してみました。

畜産業界の労働力不足への対策が必要

この記事の中で述べられているのですが、生産者の高齢化問題を抱えています。海外向けや旅行客向けに良質な和牛を高く販売することができれば、当然、付加価値も上がり生産者の収入が増加することは期待できるでしょう。各地でブラン力強化を競い合ったいる状況である今、労働環境の整備、改善が優位性確立の手段となりうるのかもしれません。

日本国内での安定供給を維持

飼料価格の高騰もあって、肉の価格は最近も高騰しています。海外の富裕層に買い占められてしまうようになると和牛が日本人の手に届かなくなるという日が来ないとは限りません。高級なA5は海外向けとなり日本人が買い負けてしまうという事にならないように格付け以外の価格差をつける方法を検討しなくてはならないかもしれません。

環境問題への対応策、代替肉の品質向上への対応

大豆などを使った代替牛の開発、市場への導入が進んでいます。牛のゲップは地球上の温室効果ガスの4%に相当すると言われています。健康志向から本物の肉を食べないという層もある中で和牛の人気が今後も安定的に続くのか?もしかすると、霜降りの肉そのままの味の培養肉が販売される日が来るかもしれません。
和牛で外貨を稼ぐまでに育てようとするならば、環境問題への取り組みを国レベルで行うべきでしょう。

まとめ

そんなことすでにみんな考えてわ。って突っ込まれそうですが、日経記事を読みながら思い浮かんだので買いてみました。
とりあえずこんなことを書きながら「肉食いたいな〜」と思う週末でした。

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