「おてつたび」の地域活性化の可能性
今日の日経新聞で「おてつたび」という地方でのお手伝いをしてほしい仕事と旅をしたい人とのマッチングサイトを立ち上げたCEOの永岡里菜さんの記事が気になりました。
少し前にテレビで仲居さんの仕事のお手伝いをしながら旅をしている人の話を見かけたのですが、その時はあまり気にならなかったのですが、もしかすると「おてつたび」のことだったのかもしれません。
「若い人たちに地域への興味をもってもらおうという取り組みで素晴らしいな」と思いました。
でも、「自分も若かったら挑戦してみたかったな」と、自分の年代では考えられないのでは、と思ってました。
今日この記事を読んでどんなサイトなのかちょっとのぞいてみたのですが、体験談のページをNoteで公開されていて正直驚きました。
この中には50代、60代と自分と同年代、さらに上の人も利用していて、そこで見つけたアイデアで地方で起業されている人もいるということでした。
これを知って親近感が一気にわきました。いきなり場所を決めて知らないところへ行くのではなくて、「おてつたび」としてその地域のことを知って気に入ればそこで機会を探し、もしなにもなければ次の場所を応募すればいいという地域へのインターンのような経験が年齢問わずできるということです。
たとえ短期間だとしても仕事や生活を中断する必要があるでしょうし、そんな簡単にできるもんではないとは思いますが、それでも人生の転機を迎えた人に新たな場所を見つける機会を与える場になっている、と感じました。
私自身、これまで日本では大阪、東京、名古屋と日本の3大都市での居住経験しかないので、地方での暮らしって具体的なイメージができないです。だから、こういう経験ができた上で地方に居場所を作ることができれば素晴らしいと思います。
今日の日経では、「買い物弱者」という地方での暮らしの不便さを表すワードの記事もありました。
都会にいると当たり前のような便利さがあります。だから、人も仕事も都心に集中してしまってますけど、日本全体としての価値を向上させるためにも地方が高齢者だけが住んでいる不便なところになっているのはもったいないな、と思います。
とはいえ、いきなり地方に行ってもよそ者扱いされるんじゃないのかという不安もあります。「おてつたび」はそのような不安を和らげて、地方と都会をつなぐことができます。社会課題を解決する可能性を秘めたビジネスモデルだと思いました。
メディア等でもよく取り上げられているようですので注目したいなと思いました。