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【初タンザニア旅】アラフィフ経営者が東アフリカ共同体(EAC)で働く友人を訪問して感じたこと
タンザニアに行く目的
今回、アフリカ出張を決めた理由の一つに、タンザニアに住んでいる旧きよき友人の豊田さん(JICA)を訪ねることがある。10年ほど前にベトナムのホーチミン市で立ち上げた「スマイル幼稚園」にて、お子さんをお預かりしたご縁だ。直接お会いするのは、もう何年ぶりだろうか。
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ホーチミンの後も、バングラデシュとか、ジンバブエとか、我々からすると、人生で一度も足を踏み入れることがなさそうな、だいぶパンチ効いた国々の支援をしてきた人。どんなことやってて、どんな生活を送っているのか、興味は尽きない!
で、タンザニアの位置から行き方から生き方まで分からんので、事前に諸々相談に乗ってもらった。感謝です。その結果、無事に日本→韓国→エチオピア→ケニアと移動して、陸路をはるばる7時間コースでタンザニアのアルーシャへ到着。まずまずヘヴィでした。「私もやってみる!」という奇特な人は、きっと私と気が合うので、以下ご参考に旅を楽しんでください笑。
後から知ったけど、ナイロビからアルーシャに向かって走った道路は結構快適で、実はJICAが整備した道路だったらしい。日本も存在感を発揮していた!素晴らしい。
アルーシャってどこよ
あまり名前を聞いたことないよな。というよりも、日本からアフリカは、やっぱり遠くて(片道20時間超コース)、正直身近とは言えない。で、アフリカは54カ国もあって、地域ごとに全然違っているようだけど、我々の解像度では、それもわからん。暑い、身体能力が高い、貧しい人が多そう、戦争してそう、みたいな固定イメージ。
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でも来てみて驚いたことは、少なくともナイロビやアルーシャは高地にあって涼しいし、物価は全然安くない!(ドローカルは別)。食事はうまいし、清潔感も高い(もちろん、場所による)。
アルーシャ(Arusha)は、タンザニアの都市。タンザニア連合共和国を構成する地域の1つ、タンガニーカの北東部に位置し、グレートリフトバレー内の高原にある。アルーシャ州の州都。約42万人の市内人口を抱えるほか、周辺地域を含めて74万人規模の都市圏を形成している[2]。東アフリカ共同体の本部が所在する。
(中略)
アルーシャ周辺にはセレンゲティ国立公園やオルドバイ峡谷、キリマンジャロ山、ンゴロンゴロ保全地域、アルーシャ国立公園、メルー山など、世界的に有名な観光スポットが数多く存在するため、それらへ向かう観光客の玄関口の役割も果たしている。
どうやら、サファリの窓口みたいだ。大変失礼しました!自分の旅の目的メインはそこになかった!あと、キリマンジャロ登山とか。なるほど。で、かつて、イギリスの植民地だったから、その影響かイギリスからの旅行客が多く、英語は結構通じるし、道は左側通行なりよ。
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他にも、東京国際マラソンで2度優勝したイカンガーさん(瀬古利彦さんのライバル)の練習拠点がアルーシャだったり、なかなかナイスな街です。
East African Community (EAC)
東アフリカ共同体って何よ
で、豊田さんは基本はJICAの人で、その仕事は何かというと、東アフリカ共同体に参加し、アフリカの様々なインフラ整備を進めている専門家である。なお、日本人は現在2名で、あとは様々な東アフリカの国々から来た人らしい。要は、国連の東アフリカ版みたいなもんやな。
東アフリカ共同体(EAC)は、タンザニア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、南スーダンの6ヵ国が加盟する地域共同体で、タンザニアのアルーシャに本部を置いています。EACは地域統合を目指して経済統合(関税同盟、共通市場、通貨統合)および、将来的な政治統合も視野においています。一方で加盟各国の経済社会の発展のためには、域内の経済社会活動を活性化させることも重要であり、国をまたがる運輸交通・電力などの経済インフラ整備を進めることが加盟各国にとって重要な課題のひとつとなっています。
なるほど。アフリカ版EUを目指しているのだな。まさにその渦中にいてリードしているのが、豊田さんなわけだ。恥ずかしながら、全っ然知らなかったけど、EACはアフリカで最も強力な地域共同体らしい!
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元々参加していた国々
元々参加していた国 タンザニア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、南スーダンの6ヵ国
最近加盟した国々
南スーダン、コンゴ、ソマリア!ソマリアって海賊で有名なソマリアやんな!すごいメンバーや。
豊田さんの役割とかやってきたこと
ざっくり言うと、以下の役割。
JICAは、2007年以来EAC事務局内のインフラ局への専門家派遣を継続しており、同専門家は広域インフラ整備に係る政策アドバイスや調整・支援を担っています。具体的には、地域内の貿易円滑化に資するOSBP(ワン・ストップ・ボーダーポスト(注))に関する法律や規則の整備、域内の自動車規制の調和のための法整備などを支援してきました。また、近年EAC域内でも課題となってきた道路交通安全対策への対応についても協力をしています。JICAは今後も東アフリカの経済活性化にむけ広域での発展に貢献するインフラ整備とともに専門家の継続派遣によるソフト面での協力を行っていきます。
おお、素晴らしく社会的にやりがいあるプロジェクトに参画しているなー。豊田さんは、かの有名なベトナム地下鉄PJTにも携わっていたり、かつて北大の准教されてたり、シゴデキな兄さんです。
なんと、80ヵ国ほど行ったことがあると。すごいな。
豊田さんから話を聞いて感じたこと
ううむ、先日のケニアで見たキベラスラムもそうだが、本気の社会問題や、課題解決に向けた取り組みがここにはあって、日本の反対側で奮闘している人たちがいることを知って、心が熱くなったよ。
で、感想や気づきは以下。順不同。
たくましいな!(異国で一人で生きていける)
コミュ力が高い(多様な国々の人と協働している)
※この場合のコミュ力は、陽キャとかそういう意味ではなく、価値観の尊重や、話を聞いたり、言いたいことをキチンというなどの所作ケアとかホスピタリティが半端ない!
日本から遠く離れたタンザニアで、PJTに取り組んでる姿が熱い!(マジで世の中のためになる)
キャリアを自分でつくっている(唯一無二)
自分がやりたいことをやっている(楽しんでいる※楽ではない)
基本、ノーと言わない(機会に対してポジティブ)
情報を鵜呑みにしない(日本の情報は西側寄り)
アフリカNEWS、BBC、アルジャジーラ、NHKと多様なニュースソースを当たり、自らの経験をもとに、自ら判断している
結構、自分と共通する部分がある(就活ウンザリ、金や世間体に拘らない、自己肯定感が高いなど)
アラフィフならではの葛藤は共通笑
とまあ、尽きない。ここんとこ人と話した中で、最も刺激的な機会の一つだった!何より、自分らしく生きている様は、人にエネルギーを与えるなあ。そして、快く街を案内してくれたり、旅程の段取りを組んでくれたり、自宅に泊めてくれたり、感謝しかない!
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いろんなことにウンザリしているあなたへ
もしも、あなたやあなたの身近に、何もかも嫌になったり、学校行きたくなかったり、部屋にこもったりしている人がいたならば。いたならば!
ぜひタンザニアに豊田さんを訪ねてみてほしい。人生観が変わる体験ができること間違いなし!
自分を活かせる場所は、どこにでもあるし、自分で創れば良きよ!
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