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ことばクリップ―日常言語の雑記帳―【0】はしがき


はしがき


 本シリーズは、ことばに関わる特定のテーマを決めて、それを端的に分かりやすくまとめた、現役の言語学者によって記された、日常言語の雑記帳として、随時、公開していくものである。本シリーズでは、その1つ1つの項目が、約450字程度の短い文章で執筆され、その各々の項目を、「ことばクリップ」と呼称した上で、言語現象の何気ない感覚や不思議をつづった、「ことば」への気づきを促すための格好の記事となっている。中高生から大学生、そして一般の方々を読者層として想定し、「ことば学」への総合道案内書として、誰もが気軽にアクセスできるように構想してあるので、難しい専門用語などはその使用を原則として控えている。「ことば」に興味・関心のある方であれば、どなたにでもおススメできる、良質なシリーズである。

クリエイター紹介


安原和也 (やすはら・かずや)

1979年、岡山県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程(言語科学講座)修了。博士(人間・環境学)。専門は、認知言語学。主要著書(単著)に、『Conceptual Blending and Anaphoric Phenomena: A Cognitive Semantics Approach』(2012年, 開拓社, 第47回市河賞受賞)、『ことばの認知プロセス―教養としての認知言語学入門―』(2017年, 三修社)、『認知言語学の諸相』(2020年, 英宝社)、『認知言語学の散歩道』(2021年, 英宝社)、『小説風「認知言語学入門」』(2021年, 大学教育出版)、『認知言語学逍遥』(2022年, 英宝社)、『認知言語学の思考法入門』(2023年, Amazonセルフ出版)、『日常言語の観察記録―「ことば」にまつわるエッセイ集―』(2023年, Amazonセルフ出版)などがある。

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