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竜の二塁手争いに殴り込み!村松開人さん【中日ドラゴンズ】
ドラゴンズから2位指名を受けた村松開人さん(明治大)。三振が少なく、今秋のリーグ戦はここまで打率4割と絶好調(28日現在)。プロでも持ち味のバットコントロールが見られると思うと、今からワクワクが止まりません。
まだ正式には入団決定していませんが、指名直後に笑顔でドラゴンズの帽子を被っていたので、入団してくれるでしょう。
今季のドラフトでは4名の内野手を獲得し、二遊間のレギュラー争いが白熱することは間違いありません。その中で、ドラフト2位という高い評価を受けている村松さんは、最も期待されている選手と言えるでしょう。
1年目からいきなり二塁のレギュラーを掴むことができるのか、探っていきます。
ドタバタ劇
今季の開幕二塁手は、三塁からコンバートされた高橋周平さんが務める予定でした。しかし、開幕直前の故障によって急きょ、阿部寿樹さんが開幕スタメンを勝ち取る形となりました。
与田剛前監督時代の2019~21年に二塁のレギュラーを務めた阿部さん。昨年(21年)は66試合の出場でしたが、19・20年シーズンは100試合以上に出場。右方向に難なく運ぶ堅実な打撃を武器に、打線を支えました。
その阿部さんが二塁のレギュラーを務めることで、すんなりとレギュラー争いに終止符が打たれると思いましたが、三塁レギュラーの石川昂弥さんの離脱により、風向きが変わります。
固定しきれなかった二塁手
阿部さんを三塁に移し、戻ってきた高橋周さんを二塁で起用したり、溝脇隼人さんや石垣雅海さんも起用。結局、二塁で最も多く試合に出場したのは73試合で阿部さんでしたが、溝脇さん42試合、石垣さん34試合、高橋周さん24試合と固定することができませんでした。
石川昂さんの復帰は来夏とされており、開幕どころかシーズン前半戦も間に合いません。すると、三塁のレギュラーを阿部さんか高橋周さんが務めることになり、二塁が主戦場の村松さんには大きなチャンスとなります。
阿部さんも高橋周さんも足を絡めるタイプの選手ではないため、走力も武器の村松さんが重宝される可能性があります。
新しい風
村松さんは大島洋平さん、岡林勇希さんと同じ打撃スタイルで、上位打線を担える力を持っています。ここに遊撃レギュラー候補の土田龍空さんも加われば、しぶとい巧打者が多い嫌らしい打線を完成させることができます。小技も使え、なにより三振数が少ないことで作戦の幅も広がります。
仮に阿部さんが二塁、高橋周さんが三塁という与田前監督のスタイルに戻すのであれば、阿部さんを打線から外すわけにはいかないので、村松さんの出番が限られるかもしれません。
ただ、失礼を承知で申し上げますが、このスタイルでは勝ちきれませんでした。長らく低迷が続くドラゴンズを変えるには、新戦力の台頭が必須です。
村松さんがレギュラーを獲得し、上位打線を担えば打線の繋がりが良くなります。本塁打は少なくても、ジワジワと相手を追い詰めることができます。
長打不足は他のポジションの人に任せるとして、村松さんがどこまでレギュラー争いに食い込めるか、春季キャンプの注目ポイントの1つです。
【参考サイト】