【高校野球】侍戦士・高橋宏斗投手のように!愛産大工・天野京介投手
侍戦士・高橋宏斗投手(中日ドラゴンズ)のような逸材になるでしょうか。
高橋宏投手と同じ愛知県で活躍する愛産大工業高校のエース・天野京介投手です。
愛産大三河高校との1回戦を5対3で勝利し、甲子園に1歩近づいた天野投手。東邦、愛工大名電、享栄、中京大中京と強豪校ひしめく愛知県大会を勝ち上がれば、評価が上がること間違いなしです。
6回途中まで無安打投球
速球派右腕の天野投手。最速は148㌔のようですが、この日は130㌔中盤から後半の直球が多かったようです。テレビ観戦のため球速表示がありませんでしたが、実況を聞く限り、最速には及ばなかったようです。
直球に加え、武器のスライダー、チェンジアップ、恐らくスプリットを投げていた天野投手。6回途中まで無安打投球を続けたように、素質の高さを存分に発揮した試合でした。
8回の投球は圧巻!
5回辺りから球が甘い所に集まりだし、6回に初失点。7回も苦しみ、本調子ではないのかなと感じる場面もありました。
暑さか、それとも夏初戦という緊張感からか。何が原因かは分かりませんが、制球力が必要だと感じる場面は少なからずありました。
それでも、8回には息を吹き返し、外角低めに直球、スライダーを集めて2三振。この辺りの投球が、将来プロで通用するだろうと感じました。
直球・スライダーのコンビネーション
この日は完投勝利。被安打6、奪三振11、四死球4、失点3という内容。右打者に対して直球がシュート回転して大きく外れる場面はありましたが、スライダーとのコンビネーションは抜群でした。
直球とスライダーのコンビネーションという点だけを見れば、十分プロ入りできる力を持っています。制球力、再現性と課題はあるかもしれませんが、長い目で見れば非常に楽しみな投手です。
首脳陣、球団にとって、育てがいのある投手であることは間違いありません。
高橋宏斗投手の姿
投球スタイル、立ち振る舞いから高校時代(中京大中京高)の高橋宏斗投手の姿が思い浮かびました。
素質の高さ、積んでいるエンジンの大きさは、天野投手も魅力的なモノを持っています。トーナメントを勝ち上がる度、評価が上がりそうです。
高橋宏投手のプロ1年目は2軍暮らし。2年目に1軍デビューを果たすと、勢いそのままにWBCで活躍するまでに台頭しました。
毎年のようにドラフト候補選手が生まれる愛知県。今年は天野投手が秘める大きな可能性に懸け、指名する球団が現れそうです。
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