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竜の補強は? ~一塁手編~【中日ドラゴンズ】

 ドラフト会議が終了し、(11月)1日には戦力外通告の期間も終了。新たに加入する選手がいる一方、退団する選手もいます。

 今回の記事でも、ドラフト会議の指名と退団する選手から、中日の補強ポイントを探っていきます。

 そして今回は一塁手編として、一塁手だけに絞って探っていきます。最後まで是非、ご覧ください。

 前回の記事でも中日の補強ポイントを探りました。投手編、外野手編も併せて是非、ご覧ください。

打線の中心・ビシエド選手

 一塁手は打線の中心となる4番・ビシエド選手が務めました。シーズン途中に1軍登録を抹消された時期もありましたが、チームトップの14本塁打打率はリーグ5位の2割9分4厘。さすがの成績を残しました。

 一方、本塁打数はリーグ19位。徐々に本塁打数が減少していることは気になります。仮にビシエド選手が6番を打てば、超がつくほど強力打線になると思いますが、代わりの4番がチームにいないのが現状。来季も打線を引っ張る4番として期待されます。

後釜を育てる必要

 ただ、ビシエド選手は来季で34歳。そろそろ後釜を育てなければいけません。今すぐ補強が必要というわけではありませんが、本格的に一塁手に転向する選手を作っても良さそうです。

 候補としては鵜飼航丞選手、郡司裕也選手、レビーラ選手が挙げられます。鵜飼選手は高校時代、一塁手でした。来季も外野手争いに加わると思いますが、やや守備面で不安を残します。

 外野のレギュラーは大島洋平選手、岡林勇希選手が確定的で、残る枠は1枠。大島選手が左翼、岡林選手が中堅を守れば、鵜飼選手に大きなチャンスが生まれます。

 ただ、新外国人選手の補強が成功した場合、出番が限られてくることが予想されます。鵜飼選手のパワーは中日打線にとって非常に貴重なものです。一塁手に挑戦し、ゆくゆくはビシエド選手とレギュラー争いを繰り広げることも一案だと考えます。

来季に向けて最も現実的な起用法

 郡司選手も鵜飼選手と同様、外野のレギュラー争いに加わっています。ただ、今秋のフェニックス・リーグでは一塁も守り、来季を見据えた起用法にも見えました。

 郡司選手は選球眼も良く、簡単にアウトにならない好打者です。長打力もあり、打率3割、本塁打20本が期待できます。

 捕手登録でありながら一塁、外野など様々なポジションを守る郡司選手。捕手陣に万が一の事態が起きた時、そのまま捕手として出場することもできます。郡司選手を捕手兼一塁手兼外野手として1軍に帯同させることが、来季は1番現実的かもしれません。

外野守備に慣れなかった時

 レビーラ選手は来季から再び育成契約となりましたが、マツダスタジアムで放った豪快な本塁打は忘れられません。外に逃げる変化球への対応がカギになりますが、支配下登録に戻れるだけの力は持っています。

 今季は外野を守りましたが、本来は内野手登録。外国人枠もあり、簡単な道のりではありませんが、外野の守備が慣れなかった場合は一塁に本格的に転向することが良いと考えます。

有望な若手選手を。。

 打線で欠かせないビシエド選手がいる以上、来季に向けた積極的な補強はないでしょう。しかし、今から後釜を育てておくことは重要です。

 数年後、一塁を守る新外国人選手を補強することは大いに考えられます。しかし、長打力を武器にした有望な選手が今の中日にはいます。他ポジションと並行しての起用にはなりますが、ビシエド選手の後を継げる選手を育成しておくことが、黄金期を作る一歩になると考えています。

【参考サイト】


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