足し算より引き算

心がけていることがあります。
「足してみるより、引いてみること」。
これってあらゆることに使えるんじゃないかな、仕事においても日常においても。

普通は逆、足して考えます。
収納が足りない・・・棚を増やそう。
スキルが足りない・・・資格を取って、スキルアップだ！
そしてそれは、いちばん安易な方法だったりします。

なぜ安易なのか。
いちばん簡単で、頭を使わない解決方法だから。
問題をかかえたまま何も変えずに、増やすことで解決しようとする。
それは時にはかえって、遠回りだったりします。

逆だったならどうでしょうか。
増やすんじゃなく、まず減らせないか考えてみる。
減らせることは減らす、捨てる、整理する。そして余白を作る。

「足してみるより、引いてみる」

できた余白や空間を、あえて埋めない。
ムダをつくる。ほっとしたり、リラックスする時間を持つ。

するとかえって、その後に何倍も効率があがることがあります。
思いもかけない発想が浮かんで、状況が良くなったり。

ムダは、無駄じゃない。

片づけで有名なのは、「トヨタの片づけ」です。
トヨタでは人ではなく、仕組みを責める。
職場の環境を改善することで、実績を出してきました。

壮絶！トヨタの｢片づけ｣はここまでやる

トヨタの片づけ (中経の文庫)

人生を思い通りに操る 片づけの心理法則

減らしたからこそ、気がつくことがある。
「もうすでにあったのに。気がつかなかっただけ」だったのかな。