おうち猫Life～ライの日記ニャVol.9

～９～
譲渡契約しておうち猫
～

おなかの骨

ママがLINEで保護家のお母さんと連絡してたんだ。
この一週間、毎日オレがどんな様子だったのか
いつも連絡を取り合ってたんだって。

オレ、人間さんにあまり慣れてなかったこともあって
保護家のお母さんはオレのことを心配してくれてたんだ。

それにオレ、実は生まれた時からおなかの骨がちょっと出てるんだ。
抱っこしたり、おなか触るとわかる程度なんだけどね。
ぼこっと出てるところがあるの。
正常じゃないっていえば正常じゃないのかな？

ママと次男Ｓ君はオレの骨の状態をお試し契約する時に聞いて
一瞬”えっ？”って思ったんだって。

ママはそんなに裕福でないから大丈夫かな？って
手術とかいろいろ頭をよぎってちょっと心配したみたい。
そして、いのちの時間も頭をよぎったんだって。

ボランティアの会のブログ写真を見ているだけの時は
考えもしなかったんだって。
だけど、すでにオレをおうちに迎えるって決意してたし
だからやっぱりやめますって考えは持てなかったんだって。

ママがほんの数分の間にばばばばばばって思いを巡らせてたどりついたこと。

いのちの時間なんてどれぐらいでも良い。
オレが寿命を全うするまで一緒にいる。
おうちの猫に迎える。

そんなこんなでママはいつまでお試し期間なのか聞きそびれてしまい
いつまでかな～いつ正式に譲渡契約できるのかな～って思ってたんだって。

譲渡契約

2020年7月12日(日)　15時半、おうちに来て７日目
オレは正式におうちの猫になった♪

前の日、保護家のお母さんと
いつも通りオレのことをLINEで伝えてたんだって。
そしたら保護家のお母さんから
「明日でお試しの一週間が終了ですが、いかがなさいますか？」って。
ママは「もちろん♪我が家の子に迎えたいです😄」って♪

この日、一週間ぶりに会った保護家のお母さんは
オレがママや次男Ｓ君、末っ子Ｋちゃんに慣れているのを見てびっくりしてたよ♪

そして、滞りなく譲渡契約書っていう紙を交わして
オレがおうちに来るまでに打った予防注射の証明書をママが受け取って
病院代やもろもろかかった代金の一部を保護家のお母さんが受け取ってた。

そして、この時からおうち猫Lifeが本当に始まったんだ♬

2021年7月12日（日）のオレとＳ君
あと3日で生まれて4ヵ月