おうち猫Life~ライの日記ニャVol.6
~6~
おうち3日目、ママのお祈り
~
少し慣れたよ
朝は昨日と同じ、みんなバタバタバタバタ
オレは自分の部屋(ケージ)からみんなを眺めてた。
少しだけこの空間、このおうちに慣れてきていた。
だけど、ちょっと気になったのが真夜中なの
みんなが眠って静かなのに、カタッカタッカタッカタッ
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
どこからか聞いたことのない音がたま~に聞こえる
そして、嗅いだことのない匂いが微かにする。
なんだろう???
誰かいる?
みんなが出かけたあとの午前中は本当に静か
窓の外では、きゅうりの大きな葉っぱが風に揺れたり
時たま鳥さんの声が聞こえてきたり。
ぼーっとしてたらオレ、床での~んびり寝ちゃった。
ママはいつも見える所にいて、気にしてくれていたみたい。
本当はお仕事があるけれど、オレがまだ小さくて心配だから
ほとんどの時間、一緒にいてくれてたんだって。
なんでみんなバタバタしてどこかに行くんだろう。
学校に行ってるってママが教えてくれたんだけど
学校ってなんだろう???
夕方になると1人、また1人帰って来る。
みんなオレに触れるのが怖くなくなってきたみたい。
みんなの手がやさしいよ。
抱っこの仕方を ”四角い物体” で探していたんだ。
スマホって呼んでた。
夕方はねずみのおもちゃで遊んでくれたよ♬
みんなのお膝の上にも乗ったりしたんだ♬
そして大好きなのがハンモック♬
ハンモックに乗るのってしあわせ~♬
オレ、ハンモック好き 💛
夜のお祈り
真っ暗になった夜
やっぱり泣きたくなっていたんだけど
そんな時、オレの為にママが神様にお祈りしてたんだ。
神様、ライを私たちの家族にして下さってありがとうございます。
私の傍に連れて来てくれてありがとうございます。
私のココロはギリギリでした。
そんな私を知ってライを傍に連れて来てくださって
本当にありがとうございます。
まだまだ小さくて、本当は兄弟と離れ離れにならずに
一緒に暮らせたらよかったんだけど、経済的に難しくって・・
どうか、ライが私たちにココロを開けますように。
たくさんたくさん愛してあげられますように・・・
ライが楽しく過ごせますように・・・
病気もケガもなく、無事に過ごせますように・・・
ママ、泣きながらお祈りしてた。
神様、オレに新しい家族をくれてありがとう・・・
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