【生徒発信】PBL(マイプロ・ラボ)〜『女の子トイレ』プロジェクトの進捗報告〜
安田女子高校STEAMコースは、2021年4月に新設されたコースです。
コースの特徴の一つが、週に4時間おこなっている「PBL(Project Based Learning)」という授業です。第二期のPBLは、2022年11月から2023年10月までの予定でSTEAMコースの一期生・二期生の2学年を対象に実施しています。
今回はマイプロ・ラボの『女の子トイレ』プロジェクトの進捗について、ご報告します。
1.『女の子トイレ』プロジェクトとは
このプロジェクトは2021年3月にスタートしたプロジェクトです。
私たちが名付けた『女の子トイレ』とは、女子トイレに生理用品を設置したもののことです。そして、学校の女子トイレを『女の子トイレ』にすることを目標として、活動しています。
私たち自身が生理で困った経験をきっかけに始まったプロジェクトでしたが、プロジェクトが進んでいくうちに、SDGsなどの世界的な社会問題の解決にもつながっていけばいいなぁと考えています。
プロジェクトでは、今まで2022年5月にプロトタイプとして校内の一つのトイレに生理用品を設置する活動をして、その活動についてマイプロアワードで報告してきました。
2.これからのこと
今までの活動では前述した通り、プロトタイプとして、校内の一箇所のトイレにしか設置していなかったのですが、まずはそれを安田女子中高の全体に広げたいと考えています。
またプロトタイプのときにも生理用品をトイレに設置するにあたってボックスを作ったのですが、これからは他のプロジェクトと協力してボックスを作っていきたいと考えています。生理用品を入れるボックスでは、SDGsなどを意識して、ペットボトルなどをリサイクルしつつ、清潔さや耐久性の保たれたボックスを開発しようとしています。また、ユニバーサルデザインなども意識し、どんな人でも気持ちよく使えるようなデザインを考えていきます。
3.中国経済産業局の方とお話ししました!
2023年4月20日に本校に中国経済産業局の企画調査課から2名の女性にお越しいただき、私たちの『女の子トイレ』プロジェクトについてアドバイスをもらいました。
まず、私たちの『女の子トイレ』プロジェクトについて、これまでの活動や今後の予定を説明しました。
そして、プロジェクトを今後どのように進めていくのが良いかなど、お二人から意見をもらいながら一緒に考えました。
お二人とお話しする中で、私たちたちが扱っている生理の問題だけでなく、女性の社会進出などものジェンダー問題を学ぶ機会になりました。
■ 執筆者:安田女子高校 一期生(高3)
マイプロ・ラボ 『女の子トイレ』プロジェクトチーム
趣味は絵を描くこと。好きな食べ物はチーズとじゃがいもです。
『女の子トイレ』を通して、広島のトイレを世界一にするということをキャッチコピーに掲げて活動しています。
■記事責任者:STEAMコース主任
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