【他の人よりチョット詳しくなれる】フィンランドの教育ってどんなの?『教育制度編』
「フィンランドの教育ってどんな感じ?」
そんな単純だけど不可欠な疑問を解決すべく、今回は『教育制度』について、チョットだけくわしくなれるようにご紹介します!
実際、私自身、フィンランドの教育について大学の講義で調べる機会があった時、意外と調べるのに手間のかかった記憶があります。
フィンランドの教育制度の全体像
まずはこちらの表をご覧ください。
年齢の若い方から順に、「幼児教育」「就学前教育」「基礎学校」「高等学校/職業高等学校」「大学/専門職大学」「大学院」という教育段階があります。
それぞれの教育段階で、私の知る限りの情報をザックリとお伝えします!
写真付きの、さらにくわしい説明はまた今度!
「幼児教育」
日本でいうところの「個別最適化」が進んでいる。
つまり、子どもの特性やニーズに合わせた取り組みや環境づくりを徹底しているようです。
(正直言って、幼児教育の部分、私はまだ学んでいる途中です)
「就学前教育」
小学校に入る前の約1年間おこなわれる、幼児教育と基礎学校のギャップを埋める制度です。
現在は義務教育の一環とされており、無償で受けることができるようです。
「基礎学校」
日本でいうところの小学校と中学校を内包した基礎学校。
給食や交通費はもちろん、鉛筆の1本までが無償というのが特徴と言えるでしょう。
最初の6年間は学級担任制で、その後の3年間は教科担任制で、…
第10学年というのは、特別支援(special support)教育の1つでもあり、…
教科の学習はしっかりしているのはもちろん、学習活動は教室だけでなく、広いワークスペースを使ったり、1年生の英語の時間なのに体育館でアクティビティをしていて、…
テストがないと言われていますが、そんなこともなくて、ただ、それというのは100点や💮をもらうためとかではなく、自分がどこまで学んで理解しているかをみるための指標であって、…
「評価」と言われると通知表のようなABCや1から5みたいなランク付けを思い浮かべると思いますが、大学の秀優良可みたいな、何ができて何を知っていて、何ができているかを見ていて、しかも、先生が一方的に評価するのではなく、子どもたちが自己評価をするということを通して、…
…あぁ!とにかく素敵なところや興味深いところがたくさんありすぎて語り尽くせません!!いつか知っていることを全部書いてみせます!!!
「高等学校/職業高等学校」
高等学校は日本でいうところの普通科高校です。
職業高等学校は工業高校や商業高校のような実業高校のことです。
どちらの進路に進んでも、大学進学の機会は保障されています。
日本と違う最大の特徴は、学年の概念のない単位制ということでしょう。
この辺りのことは、現地の学校を卒業した方が詳細に語ってくださっていると思いますので、私もこれから学ばせていただこうと思います!
「大学/専門職大学」「大学院」
大学は入学金や授業料が無償と聞きます。
ただし、近年、留学生は有償ということも耳にします。
どちらの大学も高校を卒業してすぐに入学するといったケースは日本ほど多いわけではないようです。
とはいえ、フィンランドをはじめとして先進諸国では、就業経験を積んでから、大学で学ぶ人も多くいるということは当然なのでしょう。
最後に
「フィンランドの教育はすごいんだぞぉ」という気はありません。
ただ、工夫をすれば、教育というのはその国の魅力として発信できるし、学校教育を受ける子どもたちや学校で働く職員の幸せにつながることはたくさんあるんじゃないかなぁと思います!
そして、それらが子どもの保護者や家族だけでなく、社会に素敵な影響を与えるようになんじゃないでしょうか?ね!