PdMについて学習するなかでデザイナーとの関係性が肝であると理解しました。(もちろんユーザー、CEO、エンジニアもですが)
デザイナーと話をするためにUI/UXの最低限の理解が必要だと思い、本を探っていたときに出会ったのが以下の本です。
参考図書
参考
この本はデザイナーが作っているだけあって、本のレイアウトも素晴らしく読みやすし、内容(情報量)も精錬されています。
要するに素晴らしい本です。
全部で12章あるのですが、前回1~6章までまとめて6,000文字を超えてしまったので分けました。
前回も書きましたが、私のnoteの注意点です。
是非興味のある方は、手に取って損のない良書だと思います。
それでは続きを進めていきます
文字数:約7,800(長いです)
第7章 美的ユーザビリティ効果(Aesthetic-Usability Effect)
■概要
■自動認知処理
■ユーザビリティにおける効果
第8章 フォン・レストルフ効果(von Restorff Effect)
■概要
■選択的注意、バナーブラインドネス、チェンジブラインドネス
■モデレーションとアクセシビリティ
第9章 テスラ―の法則(Tesler's Law)
■概要
第10章 ドハティのしきい値(Doherty Threshold)
■概要
■ユーザーが待たされていると感じさせないテクニック
第11章 力には責任が伴う(With Power Comes Responsibility)
■概要
■テクノロジーが行動を形成する
■倫理を重んじる
■歩みを緩めて、意識を向ける
第12章 心理学的な原則をデザインに適用する(Applying Psychological Principles in Design)
■概要
■意識づける
■デザイン原則
<#2ユーザーの心理を理解するとともにデザインに責任を持つ 所感>
#1と #2を通じて10個の心理学的な法則を見てきました。
そのどれを取っても人類共通で「なるほど、確かに」と思う内容ばかりでした。
加えて全章に挿入されていた事例を見て、また「確かに」と思いました。
全体を通じて最も印象深かったのは『第11章 力には責任が伴う』です。
ビジネス目標達成の大きなキーファンクションに心理学を用いて
人の心から操作することで爆発的にKPI達成が近づくかもしれません。
でもその裏に倫理を重んじなければ社会的責任を企業として負うことになります。
ビジネスの起点はいつだって『ユーザーの課題を解決する』のはずなのに、どこかで見失ってしまうのが人間の性です。
これも一つの心理学的な法則に当たると思います。
常に初心を忘れず、ペルソナも”ベストペルソナ”と”アンチペルソナ”を作成し、多様なユーザーストーリーを検討することが重要です。
準備に時間ばかりかけてしまうとスピード感は欠如してしまいますから、
しっかり『ビジネスの目標』『デザイン原則』を文化に組み込むこと
が必須だと感じたことが最も大きな学びでした。
■10の心理学的な法則