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コンサルの仕事が始まって気づけば12月になっていたので、新卒の僕が思うことを書く。〜心持ち、責任範囲、組織で働くこと、完璧主義〜

2024年12月27日
(もうちょっと前に実は携帯で少し書き始めていた)

最近noteを更新していなかった。仕事が始まってから割と定期的に書いていたけど、ちょっと間が空いてしまった。久しぶりに、思うことをぶちまけようと思う。

今までは、感情が揺れ動いた時にそれを忘れたくないし、振り返れると面白いだろうなと思って書いていた。最近も思うことはたくさんあったけど、まあ人と喋ることで大抵解決する内容だった。だから文章にしたくてしょうがないみたいた感覚は薄かったのかも知れない。でも、思うことはたくさんある。

ということで、早速スタート。


最近思うのは、やっぱり仕事に人生を侵食されたくないということ。仕事の話をするのも好きだし、なんなら結構真面目に考えてやってる。でも、これ一色で人生が染め上げられるとしたら、それは論外だと思う。

なんでって、こんなに世界は綺麗で、仕事以外にも色々あるのに毎日8時間は仕事のことしか考えちゃいけないことになっているのは悲しいと思うから。

契約上、休憩を挟みながら、8時間フルで働くことが要求されているんだと思う。だがよく考えると、時間じゃなくて何を為すかがポイント。

でも、今のうちの会社には「転がっているボールを時間内で拾えるだけ拾うことが正義」とされる風潮がある。

ってことは、たくさんやれる方が良いに決まっているよね?

8時間目一杯毎日動いてくれる方がサブスクサービス(人を月給を支払って雇う)を利用している会社からするとありがたいのは間違いない。

ただ、会社も「いっぱい働いてくれるサブスクプラン」を使うなら、もっとお金を払わないといけない。

ここら辺って非常に難しいところだと思うんだけれども、もっと「やったことに対してダイレクトに評価がなされるような仕組み」だったらやる気も爆発的に出るんだろうなぁなんて。

以下の会話は、まさに「仕事の責任範囲」「真っ当な労働量と対価」について。

仕事の責任範囲、真っ当な労働量と対価(11月28日)

11月28日

康弘
元開発者のチームメンバーの方が感情移入し過ぎてダメと言っている。

最近の俺の悩みは、この仕事、上司がその日のノルマを定義してくれないと本当にどこまでやれば良いのかわからん部分。

当然最小限の仕事で済ませたいわけだが、期待値も曖昧で、やれるところまでやってみたいな感じだから、いや、これ天井なしはしんどいよ?業務できるようになればなるほど仕事が増えるだけじゃん?と。

同期
弊社はとにかく落ちてるボール拾うやつが偉い(実際偉いけど)な文化だしねえ。ただキャパとか適正な量ってものがあるのも事実よね。あとは自分の権限の範囲。〜

康弘
本当にそう、落ちてるボール時間内で拾うゲーム、コントロール感皆無で嫌い😂

ほんと、うちの会社の正義は良くないと思うこと多い。先輩も現に責任範囲めっちゃ広がったまま、給与に見合わない重い意思決定に関わる会議とかリードしてる。大問題!

だけど、他の事業会社の3年目相当のことはもうすでにやらせてもらってるから、ある意味ショートカットで成長はしてるのは事実であり。でも、「あれ、そんなに生き急いでたか自分?」みたいな思いも少し出てくる。特に忙しい仕事をこなした日は。

同期
充実感はあるんだけどね だんだん仕事中目が据わっていってるんじゃないかって気がするよ。〜

康弘
充実感、そりゃいいな。でも俺は微妙…。結
局一周回って、「なんで俺これやってんねん」モーメントが訪れる
目が据わってゆく。すなわち、感情を失って行く。

【目が据わる】
瞳がじっと一点を見つめて動かなくなること。 お酒に酔ったり、怒ったりしているときになりやすい傾向があります。 「据わる(すわる)」には、「しっかりと定まる」という意味があることから、目線が動かず、一点を凝視している状態を「目が据わる」と言うのです

まあ、色々思うことはあるにしても、全然会社をやめようとかじゃない。むしろ、素晴らしい環境に身を置けていると思う。

ある意味、色々任せてもらえるのは、自分に対しての周りからの信頼の証。同じ8時間をどうせ過ごすのなら、濃密な方が良い。

薄っぺらい8時間を楽にぬる〜く過ごして、1年後も対して今と変わらない業務をしているのは御免。

それよりは、どんどん次のステージをアンロックしていける方が仕事だって楽しいと思う。

ゲームも、同じステージとかジムリーダー相手に同じことを何回もやれと言われたら全然楽しくないと思う。

「責任範囲」の問題に関しても「どこまでやれば良いのか?」は難しい話。だけれども、契約の仕組み上「8時間という枠」が設定されているから、その中でチームメンバーと顧客から期待されている業務を頑張ってこなし、やれる分(やりたいと思う分)だけやれば良いのだと思う。

昔、僕はマリオカートDSが大好きだった。スカイガーデンというコースで世界記録を一瞬出した。でも、翌朝にはフランスの少年に抜かされていた。でも、タイムアタックで「過去最速の自分史上最高の走り」をする感覚が大好きだった。よくわからんタイミングでの自慢話になってしまったが、仕事もこんなテンションでやりたい。

8時間枠で最低限の責任は果たし、その先は、無理に自分を駆り立てることなく、やれるところ・やりたいところまでやれば良い。それがある意味では毎日「史上最高の業務時間」を更新しようとする試みなのかも知れない。

なんだか、すごくストイックな発言をしたが、僕は別に仕事に全振りしたいタイプの人間ではない。所詮、仕事なので。僕はもっと他に楽しいし充実感のある時間の使い方をたくさん知っている。だから、仕事一色で染められるのは御免なのだ。この文章の最初に言った通り。

・仕事に人生を侵食されたくない
・でも8時間は働かないといけない

どうせなら、タイムアタックみたいな感覚で「毎日《史上最高の業務時間》を更新しようとする試み」として楽しみたい。

だけどこの史上最高ってのがなかなか難しいなって思う。

時間内で最大限に
・支援先のメンバーに喜んでもらうこと
・チームメンバーに喜んでもらうこと
・自分自身を喜ばせられること

これらをやれたら良いんだろうなって思う。一番コスパ、タイパ、費用対効果が高いことをやりたい。効果っていうのは、ふわっとしてるけど、「喜び」とか「ありがとう」で測りたい。それが、時間削減なのか、業務効率化なのかは手段だから何でも良いけど、関わる人の毎日の仕事がよりよい時間になるように働きたい。

そのためにも、何をしたら一番喜んでもらえそうか考えて、それで合ってそうなのかを聞いて確かめて、一番いいやり方も含めて合意したうえで仕事をしたい。

自分を喜ばせるためにも、自分が好きなこと(もしかしたらチームメンバーにとっては苦手で好きじゃないことかも知れない)が一番コスパが良いと思う。そこの需要が最大のことに取り組めたら理想だなぁ。

まあ、当然下っ端なので、誰もやりたがらない雑務をやるのはもちろん。「業務内容の選り好みなんて100年早いわ!」と言われれば、それはごもっとも。

最後はなんだか、巷に溢れているビジネス書に書いてありそうなイメージの内容になってしまったが、ここに書いた内容を大事にしたい!

支援先の「レベル」と契約時の責任範囲設定(12月5日)

続いても結構ぶっ放す内容だが、どうぞ。

12月5日
信頼してる先輩との会話より抜粋

支援先、今回特にレベル低いなと思う。

前の案件の課長がどれだけ優秀か感じてる。決断が早いし、やることの取りこぼしがないし、記憶力というか、物事の全体像が見えてる感じだったもん。だけど、もう身は1つでどうしようもなくてキャパってる部分をアシストしてたイメージ。

それに対して今回は、そもそもちゃんと仕事するカルチャーが薄いところに入ってなんとか回すみたいな。「こっちにそんな寄りかかって来る前提なのおかしいからな?」と言いたい。

そこで問題になるのがやっぱり契約時の線引き責任分解点的な話だよなあと思うが、マネージ層と営業の仕事なんだよなそこって。という俺のどうにもならない鬱憤。

やはり、お金になるのは中途半端に大きくてレベルの低い企業なんよなぁ(小さすぎるとコンサルすら雇えん)

しっかりしてるなら、PMOの価値わかって内製化してるはずってやつ?でも、叩き直して、文化を作り変える意義は感じられそう?ビフォーアフター、それこそすごいだろうに。

まず人が足りてないとか、責任範囲が不明確とかいうことが原因で、「あ、それ俺の仕事ですか?」みたいに曖昧にボカす人が続出して、結局期日に間に合わないみたいなところにそもそもは課題があると思うけど、やはりレベル低いよね。

・支援先は自分で選べない問題
・自分のビジネスじゃないのに、組織文化の立て直しは大変
⇒どこまで行ってもドライに割り切らないとやってらんないよねという話

最近感じるのは、自分たちの仕事は、マイナスをゼロに戻すパターンが多いということ。組織として破綻しているような現場に対して、対処療法的に入り込んで、なんとか回す。

でも、本来それって、その支援先の社内で完結してないとおかしくない?コンサル(すなわち外部ベンダーである僕ら)が入らないと回らない組織体制ってマズくない?でも、自社での人材獲得に苦しんでいて、いい人全然採れない?だから、もうそこも含めてめんどいから、まるっと外注して解決?

うーん、発想としてわからんでもないけれど、この対処療法をいつやめられるのかの未来についてもうちょっと考えたほうが良いんでないか?と思う。

自分が支援先の経営をしていたら、ずっと高いお金を払って現場での実行支援型コンサルを入れ続けるって、高く付くから、なるべく早く内製化計画を考えると思うんだ。

でも、現状その内製化を見据えた動きが、焦りを伴って進められているか?と言われたらNO。うーん、僕らは永遠に絆創膏としての役目を続けるの?とか思っちゃう。

でも、上にも書いたけれど、特にここらの話は新卒の僕の責任範囲じゃない。「マネージ層と営業の仕事」なのだ。

すでにここまでに書いた内容は、社内メンバー(管理職+営業+現場)での「チーム内会議」で、「こう思っている+役割分担とか移行計画が必要だと思う」とは伝えている。でも、位が上のうちの会社のメンバーも、他にも重要なやることがあって、なかなか手がついていないのが事実。うーん、これ、うちの会社の組織としての課題とかにも繋がってくるなぁ。

こんな現状だから、悶々とすることもあるけれど、「関係ない。知らん。」のスタンスを崩さないようにしたい。

8時間の中で、俺は俺に与えられた仕事を責任感を持って、誠実にやる。それに関しては、笠井康弘自身の信頼がかかっているし、善い行いは自分に返ってくる。

でも、あまりにも自分の仕事じゃないところを心配しすぎるのは馬鹿らしい。それですり減るのは意味がわからない。だから「関係ない。知らん。」なのだ。でも、自分にやっぱり関わることだから、心が乱れる。

自分のやっていることの「コスパ」を最大に高めたいなら、「ずっとこの応急処置を続けなくて良い、移行計画」に基づいて毎日の業務をしたい。

でも、その移行計画の提案をして、合意形成をして、多くの人を巻き込んで(多くの人の協力ありきで)実行するのはなかなかハードルが高い。

うーん、書いていて思った。これにこんなにイライラしたり、思うことがたくさんあるなら、笠井康弘が自分でやればええやん。と。

でも、ここでまた頭を過るのが、「所詮、仕事」だということ。だから、絶対に9:00〜18:00の枠をはみ出て、苦しい思いはしないと決めている。

だが、時間内で出来ることはやってみても良いのかも知れない。周りの頼りになる先輩たちの力を借りて、その「支援先の組織が抜本的に良くなる、理想の姿に向けての移行計画」を完成させてみたい。

今回のこの考え事は、たくさん書いてみても、自分の中での答えが出なかった。強いて出すならなんだろうか?

自分が仕事に費やすと決めている8時間の中で「支援先の組織が抜本的に良くなる、理想の姿に向けての移行計画」をちょっとずつ、ゆっくりでも良いから作ってみて、いずれは実行する。

こうすれば、今まで書いてきた心のモヤモヤは解消されるのだろうか?わからない。読んでいる先輩たち、友達、思うことがあれば教えて下さいな。あなただったら、この状況でどう考えて、どう動きますか?

組織を支援し、組織で働くということと完璧主義

ふと思った、色々モヤモヤしてるけど、最初からわかってたよね。コンサルで支援先に入るんだから、その企業の課題を一緒に抱えて考えることになるとは。

良くないのは、やっぱり自分の完璧主義な部分なのかもね。そんな瞬く間に、大きな会社組織の中の、たくさんの人がいる部署の課題が解決するわけないよね。抜本的にとか言い出したら、それこそ全部全部叩き直すことになるから。そもそも、思い描く理想が高すぎるのはあるんだろうな。

でも、この若さゆえの尖り?を失いたくない。中年になって、配下に自分みたいなメンバーが入ってきたときに、「ああ、これは社内政治だから言わない方がいいね…」とか言いたくない。でも、これって大きな会社組織ではどこでもある話なんだと思う。大きいがために、スピード感の舵取りが出来なくなるのはしょうがないはなしで、当然社内政治も生まれてくるんだと思う。

だけど、大きい組織だからこそ成せる業もたくさんあるわけで。それこそ、個人事業主規模じゃ絶対に提供できないようなサービス・製品を支援先はグローバル規模で展開している。これってすごいこと。だから、その大きな大きなメリットに対して、デメリット(社内政治、大きい組織としての課題)などが生まれても妥当だよね。

今は、その意味では大きな会社組織固有の悩み、課題の数々をリアルに見させてもらえている。絶対にこの経験は将来の自分の武器になるはず。どこでどんな形で生きるのかは、想像がつかない。明確に思い描くなんてナンセンスだと思うから、やろうともしないけれど。

集めた点がいずれ繋がるはず+感謝

Connecting the dots

スティーブ・ジョブズによるスタンフォード大学の卒業式でのスピーチに出てくる言葉。

要約すると、「将来を予想して、点(知識や経験など)と点をつなぐことはできない。 後々の人生で振り返った時にしか、点と点をつなぐことはできない。 今やっていることが、将来、自身の役に立つ(点と点がつながる)と信じて取り組みなさい。

一昨日、たまたまこの言葉を人から聞いたので。

これを頭に置いて、毎日を面白がりながら、どうせやるなら真剣にやっていきたい。

総じて、2024、社会人一年目、楽しかった。これからも楽しくなりそう。不満ももちろんあるけれど、東京での刺激的な毎日、いつも通り濃い毎日になっている。2025年も楽しみ。

最後に、色々文句が多いようにみえる文章を書いてしまったが、周りの人にとっても感謝しています。周りの人に本当に恵まれていて、おかげさまで楽しく仕事が出来ています。ちゃんと質問したら、真っ直ぐに答えてくれるチームメンバーの皆様の存在も、自分がやったことに対してありがとうと言ってくれる顧客メンバーの皆様の存在も、当たり前じゃない。上司ガチャとか色々言われるけれど、ここまでは当たりくじ続きだと思っている。感謝感謝です。

これからもみんなで楽しく、気持ちよく仕事出来るようにやれることをやろうと思う。

最後まで読んでくださってありがとうございます!
また次回のnoteでお会いできるのを楽しみにしています👋


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笠井康弘
僕のnoteを読んでくださって、ありがとうございます!お金という形でのご支援に具体的なリターンを提示することは出来ないのですが、もしサポートを頂いた際は、僕自身の成長をまたnoteを通して報告させていただけるように頑張りたいと思っています。

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