「勉強」と「学習」のちがい
日本語教師になるための講座で、講師からふとかけられたこの問い。
皆さんはわかります?
私なりの整理。
「勉強」とは知識や技術を獲得するためのプロセスのことを言い、「学習」とは知識や技術を獲得したという結果を表すことばなのでは。
講師の見解はこう。
「勉強」とは人がするもの。反対に、モノや動物は勉強をしない。
例えば
○テストがあるので勉強する。(学習するとは言わない。)
○試験勉強をする(これも学習とは言わない。)
「学習」とは人やモノ、動物が何かを学ぶこと。
例えば
○いぬがお手のやり方を学習した。(勉強とは言わない。)
○スマホが持ち主の顔を学習した。
なるほど。
日本語は使う人や場面、相手との関係性によってことばを適切に選んで使うことが求められます。外国人にはなかなかそのへんのニュアンスが難しい。でも間違えて使い続けるとその人が恥をかいてしまうことも。
だから間違えて使っている時はそっと教えてあげてください。その人のために。
何かの参考になれば幸いです。