森と海の繋がり。
久しぶりにインド人の友達に連絡を取った。
半導体関連の仕事をしている。
アメリカと日本に工場?があり、両方の時間で働いているとのこと。
なかなかハードな仕事。
仕事について考えてみたい。
ハンナアレントの「人間の条件」を読み返してみよう。
昨日、ヤマップの記事を見た。
地球との繋がりを身近に感じられる社会にする。
とても共感する。
そこで森と海の繋がりについて、考えてみたい。
これは鉄分の物語。 ※畠山重篤さんの「鉄は魔法つかい」
植物プランクトンや海藻などの生き物は光合成をする。
光合成は葉緑素という部分が担っている。
葉緑素が出来るには鉄分が必要。
また、植物が成長していくには窒素やリンなどの栄養が必要。
海の中には窒素は硝酸塩、リンはリン酸塩という形で溶けている。
これをもとの形に戻す必要がある。
この為に必要なのも鉄分です。
山からの流れ。
落葉広葉樹の落ち葉が腐葉土になる。
その過程で「フルボ酸」という物質が出来る。
※これは鉄分とくっつきやすい。
雨で地中にある鉄を溶かしてくっつき、「フルボ酸鉄」となる。
これが川から海へ流れる。
これを海の植物プランクトンや海藻が取り入れて成長していく。
食物連鎖の始まりだ。
※フルボ酸がないと、鉄分は酸素とくっつき「酸化鉄」となる。
酸化鉄は粒子が大きくて、植物が吸収できない。
落葉広葉樹だけの山が良いかというとそういうわけでもない。
山のことを考えると、
根が拡がる広葉樹と根が真直ぐ伸びる針葉樹を組み合わせることが土砂崩れを防げる。
要するに間伐されて、広葉樹が芽を出しているような山。
何事もバランスが大切だということ。
林業は本当に大切な仕事だと改めて感じた。
那珂川の源流は那須岳。 那須塩原市。
まずは小さいイベントでも企画してみようと思う。
この前日光に行ったが紅葉シーズンでとても美しかった。
季節を感じられるのは日本の好きな所の一つ。
そして、これまで森の手入れをしてきた先人達に感謝をしないといけない。
あの落ち葉も鉄分になると考えると、循環しているなぁ。
繋がっているなぁと考えさせられた。