それは働きかけ?それとも働きたいだけ?
学校の先生で過剰に厳しい方がいます。
「あなたをもっと良くしたいの!」
と言う働きかけは
「今のあなたじゃダメなのよ!」
というメッセージを与えている恐れがあります。
子どもに「働きかけない」ことも大切です。
ちゃんと「子どものため」か
「自分のため」か区別して考えると
子どもも自分も楽になりますよ。
見守ること…。
でも、何で先生や大人は
「働きかけない」ことが
出来ないのか。
それは
「働いた気になれない」から。
つまり、「働いた気になれない」ことで
「自分ってここに居る意味あるの?」
ってなっちゃう。
結局、自分の存在が必要が無い気がする。
「せっかく先生になったから働かなきゃ」
っていう不安や
責任感が空回りした時、
子どもにさっきのメッセージを送る。
「あなたをもっと良くしたいの!」
そして、小さなことを問題視したり、
宿題を過剰に与えたり…。
頑張っているのは本当に重々分かります。
でも、残念ながら
そこに本当のその子は不在です。
担任である私は
ちゃんとカリキュラムを組んで
子どもを誘導している…。
そう言う動機からくるものは、
ちょっと言葉が乱暴ですが、
「子どもへの働きかけ」じゃなく
「自分が働きたいだけ」ですね。
自分のために子どもを使っちゃ
その子の魅力が無くなっちゃいます。
「今のあなたじゃダメなのよ!」
っていうメッセージ送っちゃいませんか。
そんなメッセージ送らなくても、
あなたが先生である事は、
素晴らしい事です。
安心して自信を持って
見守ってあげて下さい。
そうすると、自分の不安感からくる
「働きたいだけ」は
取り除くことが出来ますし、
その子の魅力を尊重する
本当の「働きかけ」が
できますよ。
それだと子どもも先生も
もっと楽に
楽しく関われますね。
お母さん、お父さんも
その目線で先生を見てあげて下さい。
お、先生働きたいだけになってるな?
って時は、
「先生、大丈夫よそんなに頑張りすぎなくても」
って言ってねぎらってあげてもいいですね。