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ごはん日記はじめます︰若竹煮

きっかけは「やそりえの食卓、いつも興味津々。ごはんつくった日は毎回写真撮って送って。私のモチベーションになるよ」という友からの言葉。

そういうことって、確かにあるある。料理の写真ってパワーもらえる。それが愛情いっぱいの食卓なら尚更。

おうちで過ごす時間が長い今は、文章を綴るのにいいタイミングかもしれない。これまで書きためたレシピも、使ってみたらどうだろう。


買い物に行くとたけのこが2本700円になっていた。今年はまだたけのこを料りていない。よし、と持ち帰りふたつの鍋で茹でたのが一昨日。

端を噛むとまだアクのうっすら残る春の味。たけのこごはんはもちろん作るけど、その前に若竹煮にしよう。朝のうちにたけのこを煮ておけば、夜、わかめを入れて温めるだけでいい具合にできる。だしは昆布と干し椎茸の水だし。追いがつおで旨味のかけ算になる。

合わせるおかずも春を感じるものにしたい。新じゃがいもとグリーンピースでそぼろ煮をつくろう。あと茶碗蒸し。具は水だしに使った干し椎茸とたけのこの姫皮の内側部分。これなら2歳の娘さんも食べられるだろう。

若竹煮には鳴門わかめ(塩蔵)を塩抜きして使った。ちょっと高かった(140gで250円くらい)けど「初モノだし」ともとめたもの。これが美味しかった。なるほど若竹煮とは、だしの旨味とたけのこの香りをまとったわかめが主役の料理なのですね。

いいわかめを使うこと。それから追いがつおと一度冷まして仕上げること。いいわかめが台無しにならぬよう、わかめは煮ない(温めるだけ)。穏やかで滋味あふれる風味をたっぷりいただきます。

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