心も、身体も、就活に疲れてました。#2
リスタートを切るために
再就活を決めた5月、友人や元バイトの同僚などにも相談し、お世話になった事務所を辞めることにしました。
とてもよくしてくださり、就職が決まるまで単発のバイトも発注いただきました。
6月から本格的に始めるにあたって2つ、自分の中で条件を決めました。
➀
心身の疲労から、就活自体を諦めてしまわないように1ヶ月間だけ頑張ろう、という意気込みでスタート。1ヶ月で決まらなければ1ヶ月休んでスタミナが回復したところでまたやり始めようと決めていました。
→ご縁があり2週間で内定。今思えば留年したからこそ22卒で他の学生よりゆとりあるように見えたのかもしれません。もちろん、留年したことは伝えていましたがデザインコンサルの会社で内定をいただきました。
➁
まずは慎重に動こうと思いました。いままで見ていたウェブ事業やプロダクトの領域から一度離れて、大きく業界を見渡し、僕自身を必要としている会社を探すために気を配りました。
→大学生がよく使うであろうリクナビ、マイナビ、Wantedly(1ヶ月間だけと決めてpremiumに加入)など軒並み登録していたのですが、美大芸大就活ナビ(最近アプリもできたそうです)というサイトに登録。ポートフォリオやプロフィールを見て、すぐさま様々な会社からのアプローチがあり、会社サイトをみても新卒募集していない企業からなども面接のご縁がありました。
「なぜ私にご連絡いただいたのでしょうか?」
1年前では到底考えられませんが、エージェントの方からご連絡をいただいた時にぼく自身が単刀直入に聞いた言葉です。
聞いた意図は3つあります。
3つめに関しては、生意気な考え方かもしれませんが慎重ゆえの意思です。
自分を安売りせず、ぼく自身を選んでくれた会社へ真摯に向き合うための方法だと思います。
振り返れば「んなこと言わずにさっさと決めちまえ!」と思いますが、
慎重は必要だが杞憂は必要ない。
良くない方向に思い込んだまま進めることは、かえって時間のかかることだと考えていたので、慎重に進めてよかったのだと思います。
留年しても別に死なない
※留年していない方は飛ばしていただいて結構です。しそうな方は一度眼を通しておくと良いかもしれません。笑
知ってはいましたが、この通り元気に生きています。単位落として、卒業制作もギリギリこなした私にとっては留年という言葉の重みが人生の足枷のように感じていました。
今でこそ笑い話ですが28万払って半期留年するくらいなら退学してやるわと思ったくらい恥ずかしいことだと思っていました(笑)
留年が確定する前に、まず単位が落ちている連絡がきます。その時点では留年確定しておらず採点基準に誤りがないか、本当に自分が単位を落としているのか時間に猶予があります。
ここでは必ず担当教員に確認してください。
早まって留年の覚悟を決めないで、最後まで確認することをオススメします。
ちなみにぼくも粘りに粘っていましたが、大変厳しい教員だったために救済措置はもらえず。。
絶望に満ち満ちていました。()
留年の覚悟が決まった後、モチベーションを上げるためにも学割は使い倒してやるという気持ちでいっぱいでした。
学生の身分を存分に生かすことが宿命でしたから、とにかく使い倒しました。
学割を使うのは意外と楽しくて、学割が無くなってから気づいて、使うことができたのでちょっぴり得した気分です。(得はしていない)
グループ展示では、卒業制作でやりきれなかった部分を納得いくまでこねくり回しました。学生だからできた最後の展示でしたし、留年してなければここまでゆとりを持ってできなかったので1番大きいと思います。
サブスクに関しては、もうむちゃくちゃにインプットしました。アニメ、洋画、邦画、ありとあらゆる作品をジャンル関係なく垂れ流していました。
何でキツかったか、何が支えか。
当時は精一杯で考えることを放棄していましたが、就活を振り返ってみると限界点と境界線を決めていたのではないかと思います。
全部捉え方次第です。
今でこそフリーターですが、この半年間で、4つのアルバイトを経験することができ、個人事業主としての仕事も、友人のツテではありますがいただけました。
大丈夫、留年はかすり傷です。
留年しないに越したことはないですけど。
逃げ道は案外正解だったりする
逃げる、って言葉を使うといい気持ちがしませんが、危機管理能力が高い人ほど避けて通るものなのではないでしょうか。
「早起きできないし、、、」「コミュニケーション苦手だから面接嫌なんだよなあ」「高圧的だと萎縮しちゃう」「オンラインだからこそ緊張する」
全部あってます。
だってそれはあなた自身の個性ですから。
その危機管理能力に適応するために、解決法を編み出す力を人事の人は見てたりします。(知らんけど)
会社を選ぶし、会社に選ばれる。
相互関係で成り立つものなので、弱い立場だと思わずに強気で立ち向かっていってほしいです。
俺の屍を越えてゆけ〜。
【最後に】器用貧乏な方へ
オール4を目指すべく個性を喪失してしまったと思っているそこのあなた。
ぼくと同じマルチポテンシャライトかもしれません。
百聞は一見にしかず。
ぼくが衝撃を受けた動画をみて欲しいです。
上の動画を要約すると、
デザイナーになりたいと思った人は、どこかでグラフィックになるのかプロダクトになるのか、はたまたテキスタイルなのか、さまざまな選択をしたのではないでしょうか。
領域をまたがる力は、専門性を突き詰める力と同じくらい重要なスキルになり得ます。
それは十分、あなたの個性です。
面接でも自分はマルチポテンシャライトです!っていうと
むむ?それはなんだね??
って興味を持ってくれるはずです。
あなたは唯一無二。広ければ広いほど、その力は発揮されます。
自信を持ってくださいね。
それでは!◎